神奈川 スカイプのヒプノセラピーユニークアイは、ヒプノセラピー(催眠療法)セッション、暗示療法、退行療法、ヒプノセラピストプロ養成スクール、潜在意識の活用・自己催眠セミナーで、心の癒しと解放、親子関係の問題、トラウマ・生き辛さの解消、望む未来の創造をサポートします

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インナーペアレント実習 ヒプノセラピストの心の癒し

2015年07月31日

先日、インナーペアレントの実習セッションがありました。

ヒプノセラピープロ養成スクールの
アドバンス・コースの「インナーペアレント」です。

インナーペアレントは、心の中に住んでいる
内なる親と向かい合うセッション。

幼少期のトラウマや辛い出来事、
親子関係などを癒すヒプノセラピーといえば、
まずインナーチャイルドを思い浮かべる方も
少なくないと思います。

インナーチャイルドが、傷付いた内なる子どもを癒すのに対して、
インナーペアレントでは、親子関係を癒して
わだかまりや共依存、コントロールなどから解放され、
よりよい関係を目指していくものです。

インナーペアレントのセッションは、
インナーチャイルドと組み合わせたり、
部分的に取り入れたりして行うことができ、
いっそう深い解放をもたらすことができます。

さて親子関係や幼少期のトラウマとひと口にいっても、
そこから想起されるイメージや記憶、印象には、
言葉では言い表せないほどの個人差があるものです。

一般的に、インナーチャイルドが傷ついていない方は、
ほとんどいない…と言われます。

本来、インナーチャイルドという言葉は、
ニュートラルな「内なる子ども」という意味であり、
傷付いているとか、助けを必要としているといった
含みはありません。

けれども、ヒプノセラピーでインナーチャイルドを扱う際は、
現在の大人のその方の中に住んでいて、
会いに行く必要のある、傷付いた内なる子どもに
意識を向けていきます。

そして、その子の傷付いている心や
悲鳴を上げている部分に注目して
無条件の愛を与えて癒していきますので、
傷付いた内なる子ども…という捉え方になるのです。

さて、傷付いていないインナーチャイルドはいないとはいえ、
その傷の深さやダメージの影響はさまざまです。

たとえば
「お前など生まれてこなければよかったのに…」
「間違って生まれてきた」と否定されたり、
日々、精神的・身体的な虐待を
受け続けていたりする状況を想像してみましょう。

こうした生存そのものを危うくする過酷な状況では、
インナーチャイルドは消耗し、生命エネルギーを失って、
瀕死の状態となってしまいます。

そんなインナーチャイルドを、
すぐさま救出して癒してあげなくてはなりません。

そしてその子どもが当然受けるべきあたたかい保護や愛情、
人間的なふれ合いやコミュニケーションを
ふんだんに与えてあげなくてはなりません。

同時に、当然、受けて然るべき何かを
与えてくれなかった親に対しては、
正当な怒りや悲しみを表現し、
そうしたいのならば、正当な抗議をしてもよいのです。

心の中で怒りや悲しみ、寂しさなどを抑圧してしまうと、
成長のプロセスを通じて、
それらの否定的な影響を受け続けることになってしまいます。

「これほどまでに辛い思いをしていた…」
「ずっと我慢をしてきた…」
「本当はもっと話を聴いて欲しかった…」

イメージの中で、本当は言いたかったことを、
思い切って言葉にしてみることで、
心がほぐれ、わだかまりが解けていきます。

抑え込まれ、表現できなかった思いといえば、
怒り、悲しみ、寂しさなどがすぐに思い浮かびますが、
イメージの中で怒りをぶつけたり、泣きわめいたり、
激しい言葉を投げつけたり…ということばかりが
インナーペアレントの目的ではありません。

実際にそうしたいと感じるほど重い体験があったのならば、
当然、そうなっていくわけですが、
怒りや抗議ではなく、率直に本当の思いを伝えるところから、
親子関係に、光が当てられ、見直され、
より健やかな関係を再構築していくことにつながるのです。

先日、行われたインナーペアレントの実習では、
その方にとって、主観的に辛い体験があったものの、
それにまつわる怒りは、さほど現れてきませんでした。

むしろ親御さんの言動に対する気付きがふいにやってきて、
感謝の念が湧き、「有難う」という言葉を伝えることになりました。

実習でヒプノセラピストをなさったほうの受講生の方も、
こんなに穏やかなインナーペアレントセッションになるとは
思ってもみなかった様子でした。

ヒプノセラピストとして開業すると、
それまでのその方の周囲には見かけることのなかった
深刻なトラウマや複雑で過酷な幼少期の体験と、
セッションルームで、日々、出会うことになります。

そのヒプノセラピストが、
どのようなメニューでセッションをなさるかにもよりますが、
想像したこともない親子関係の痛みを癒す目的で
セッションをすることになることも、おそらくあるでしょう。

あらゆるお悩みの中で、親子関係ほど根が深く、
その後の人生に暗い影響が及び続けるテーマはありません。

そのためインナーペアレントのレクチャーでは、
かなり深刻なケースも含めてお伝えしています。

生まれ育った環境や、
親御さんがどのようにお子さんに接し育てたかということは、
そのご家庭や、お一人おひとりで、実にさまざまです。

さらに異なる個性を持つお子さんが、
幼少期にそれをどのように体験されたか、
どのように心傷付いたのかということもまた、
その方だけにしかわからないことです。

そのためインナーチャイルド、インナーペアレントのセッションには、
柔軟な理解力、洞察力、共感力などが求められ、
熟練ということも必要となるでしょう。

今回の実習では、図らずも、予想していた流れとは
少し違ったインナーペアレントセッションを
体験していただくことが出来ました。

ヒプノセラピーのセッションでは、
先入観や思い込みを手放して、ニュートラルな姿勢で臨むこと、

そしてヒプノセラピストがクライアントの方に対して
自分の価値観で解釈をしないことは、
基本とはいえ、言葉で言えないくらい大切なことだと思います。

そのために必要なのは、
ヒプノセラピストが自分自身を十分に癒すこと。

幼少期からの問題に対して自覚を持ち、理解を深め、
常に取り組んでいこうとする気持ちを持ち続けることでしょう。

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インナーチャイルド&インナーペアレント ヒプノセラピーで心を癒す

2014年01月17日

インナーチャイルドは、こころの中に住んでいる内なる子ども。
傷つき、苦しんで、助けを必要としています。

ヒプノセラピーの「インナーチャイルド」は、
この傷ついたチャイルドに会いに行き、
その子の話を聴いて、辛い気持ちを受けとめ、
癒すためのセッションです。

幼い頃、心を傷つけられたことのない人はなく、
どんな人の中にも、インナーチャイルドがいると言われます。

インナーチャイルドを癒してあげると、
チャイルドは少しずつ変化し、成長していきます。

そしてその方とチャイルドは、
互いに無条件の愛を体験することで、
自分自身のことをもっと受け入れ、
健全な自己愛と自尊心を持つことができるようになっていきます。

インナーチャイルドは、シンプルな手法ですが、
一度だけでも効果があり、
他のメニューでは為し得ない
ユニークな癒しをもたらすことができるセッションです。

さてインナーチャイルドに比べると、
「インナーペアレント」というセッションは、
あまりなじみのない印象かもしれません。

インナーペアレントとは、内なる両親、
父親と母親、あるいはそのどちらかです。

生まれ育つプロセスのどこかで、
両親との間に問題が起こり、
その否定的な影響が、
現在も残留してその方を苦しめている時、
イメージの中で、親と向かい合うためのセッションです。

親子の問題といえば、
まずインナーチャイルドと思われるかもしれませんが、
インナーチャイルドとは、基本的に退行しない療法であり、
過去の具体的な場面やトラウマ的な出来事に戻ることはなく、
したがって父親・母親が登場することは通常はありません。

親がどのように心を傷つけたのか、
どのように無理解だったのか、
なぜ、その方を否定したり、あるがままを認めなかったりしたのか
本当は、どうして欲しかったのか…
…などということについては触れず、
ただチャイルドの心を癒すのが「インナーチャイルド」セッションです。

これに対してインナーペアレントのセッションでは、
問題となっている父親または母親、
あるいは両親を招き、
イメージの中でしっかりと向かい合う
ことができます。

具体的で明確な思いや出来事がある場合や、
親との共依存、親からの支配、虐待などがある場合には、
そのことについて、親と対話をして、
勇気を出して本当の気持ちを表現したり、
何が辛かったのかを親に訴えたりすると、
親に対する気持ちの整理がつき、
否定的な感情の解放が起こります。

そして場合によっては、
親からの支配や依存に「ノー」と宣言し、
自立した一人の大人として、
自分の意志とリソースで、自分の人生を歩む意思を表明します。

産み育て、いろいろと良くしてくれたこともあるのだから、
「文句を言ったり抗議をしたりするなんてとんでもない」と
思われるでしょうか?

たしかに子どもの幸せを願わない親はありません。

とはいえ、親といえども人間。
良い面・長所も、良くない面・短所も
併せ持つのが人間というものでしょう。

いくら良い面があったからと言って、
心の傷、痛みや苦悩、寂しさや怒り、悲しみなどが
相殺されてしまうことにはなりません。

傷ついた心は心として、
それが存在することを認め、受け入れ。
表現して解放する必要があるのです。

このセッションで対峙するのは、その方の問題の起源である
良くない親の側面(ネガティブサイド)とお考え下さい。

イメージの中で、心の中に居座っているペアレントを追放すると、
現実生活において、親子の縁が切れてしまうのではないかと
心配なさる方があるのですが、
実際にはそうではなく、
むしろより対等な大人同士の
より良い親子関係を築けるように変容が起こります。

インナーペアレントのセッションには、
部分的にインナーチャイルドの癒しを取り入れ、
組み合わせて行うことができます。

ペアレントに対する思いの表現と、
傷ついたチャイルドの心の癒しを共に行うと、
感情の解放がいっそう促され、深い癒しが起こり、
統合と変容に向かっていかれるでしょう。


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心の中に住みついている内なる親 インナーペアレント

2013年04月21日

子どもの頃を振り返ると、
嫌な記憶ばかり…ということはありませんか?

遊んでもらえなかった…
自由にさせてもらえなかった…
兄弟と比べられて嫌だった…

大人となった今、親の苦労がわかるようになると、
親としての気持ちも少しずつ理解できるように
なるかもしれません。

嫌なことばかりではなかった、
良くしてもらったこともたくさんあった…と
考えてみるかもしれません。

親には親なりの事情もあったのだろう、
忙しかったから仕方がない、
ストレスや疲労がたまって辛かったのだろう、
そう納得して、今さら面と向かって文句を言ったり、
怒りや不満を態度で表したりはしないかもしれません。

親との関係を癒そうとする時、
傷ついたインナーチャイルドを癒すことは、
もちろん役立ちます。

インナーチャイルドが癒されると、
自己受容、健全な自己愛、自尊心などが戻り、
現在のその方に変容が起こります

では親にまつわるさまざまな感情、
やりきれない気持ち、怒り、恨み、くやしさなどは
どうしたらよいのでしょうか?

これらも解放と癒しを待っているはずです。

しっかりと向かい合い、認め、
手放していく必要があります。

インナーペアレントのセッションでは、
親に対して本当は言いたかったけれど言えなかったことを言い、
依存や支配、コントロールからの解放を目指します。

現実の両親は、ひとりの人間として、
長所も短所もある存在です。

心に住みついているインナーペアレントは、
親そのものというよりは、
親という存在のうちの否定的なパート(部分)や
問題のある要素
と考えていただくとわかりやすいでしょう。

現実の親に対しては、
言う気持ちになれなかったり、言うことができなかったりしても、
イメージの中では勇気をもって親と向かい合い、抗議をしたり、
率直な気持ちや要求を伝えたりすることができます。

そして、どれほど辛い思いをしたのか、
苦しみを抱え、我慢し続けてきたかを
十分に感じて、手放していくことができます。

そのうえで、親と決別をします。

親子の縁を切るということではなく、
心の中から親の否定的な影響を取り払い、
二度と受けないようにするのです。

こうすることで大人同士、人間同士として
対等なよりよい関係を構築することが
できるようになっていきます。

親からの影響を脱した後は
自分で自分を再教育し、育て直してあげましょう。

大人となったその方は、
何が必要であり、何をして欲しくないのか、
不足していた要素や歪んでいた部分に気付くことができます。

現在の親に対して、それを要求しても、
今さらどうしようもないことです。

その怒りや不満、寂しさ、悲しみ、苦しみを解放し、
今度は自分で自分を、手厚く、心を込めて、
本当はこうして欲しかったように育て直していくことができます。

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