神奈川 スカイプのヒプノセラピーユニークアイは、ヒプノセラピー(催眠療法)セッション、暗示療法、退行療法、ヒプノセラピストプロ養成スクール、潜在意識の活用・自己催眠セミナーで、心の癒しと解放、親子関係の問題、トラウマ・生き辛さの解消、望む未来の創造をサポートします

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夢の実現と未来創造に活用できる奥の手 その2 未来順行セッション

2021年08月21日

小さな願い・大きな目標から、壮大な夢の実現まで、

こうなりたい未来、光輝く幸せな未来を実現したい時におすすめしたい

次の3つのアプローチについて、詳しくお伝えしています。

1. 潜在意識の活用セミナー

2. 未来順行セッション

3. 望みをかなえる現実化のセッション

今回は、その2. 未来順行セッションを活用した夢の実現と未来創造です。

未来順行   FAQで解き明かす未来イメージの秘密

前回、その1でお伝えした潜在意識の活用セミナーと並んで、

幸せな未来を現実化するのに役立つのが、

ヒプノセラピーの未来順行セッションです。

未来順行セッションでは、潜在意識にアクセスし、

イメージ世界の中で、そうなって欲しい「幸せな未来」を訪れます。

その体験を潜在意識に定着させるのですが、

実は、これこそが、潜在意識の特性を巧みに活用したテクニックなのです。

では、ここからさらに詳しく、どのようにしたら夢がかない、

幸せな未来を実現できるのか、

未来順行セッションについて、FAQ形式でご案内してまいりましょう。

Q1. ヒプノセラピーの未来順行で、最高に幸せな未来へ行くのは何故ですか?

A1. ヒプノセラピーでは、催眠状態となって、潜在意識にアクセスします。

潜在意識は膨大なデータベースのようなものであり、あらゆる情報が蓄積されています。

その方に起こりうる未来の可能性は、ただ一つの定まった形があるのではなく、いわば並行未来のように、複数のイメージが存在していると考えてみて下さい。

私どものヒプノセラピーの未来順行セッションでは、数ある未来の中から、最高最善の未来に狙いを定めてその未来を訪れます。

なぜ最高の未来を訪れるのでしょうか? それは、イメージ世界で体験することによって、その最高の未来が実現されやすくなるためです。

潜在意識の特性の一つに、事実とフィクションの区別がないことがあります。

幸せな未来のイメージは、潜在意識の中ではリアルなものであり、単なる空想ではないのです。

幸せな未来を生きている、未来のその方の喜びや充足感、生きがい、幸福感などを、現在のその方が先取りして体感し、味わうことで、潜在意識に落とし込まれます。

五感を用いて、ありありと体験された未来のイメージは、リアルなものとして潜在意識に定着します。 

すると、潜在意識の自然なはたらきによって、その未来が実際に実現していく可能性が高くなるのです。

そうであれば、不幸な未来や、そこそこ幸せな未来を体験することには、ほとんど意味がなく、むしろ有害かもしれないことをご理解いただけるでしょう。

Q2. ヒプノセラピーの未来順行セッションで体験した最高に幸せな未来は、本当に実現するのでしょうか?

A2. Q1 への回答に示しましたとおり、ヒプノセラピーの未来順行セッションでは、

最高に幸せな未来を訪れます。

現時点で無数に存在する未来の可能性の中から、

最高に幸せな未来を選んでそこへ行くということです。

その未来での体験を、潜在意識に落とし込むことで、

最高に幸せな未来が実現しやすくなります。

そのためヒプノセラピストは、そのためのテクニックと工夫を凝らして誘導するのです。

この未来順行セッションの後に、

その幸せな未来がどの程度実現するか否かということには、幾つかの条件があり、

またその方のパーソナリティや意志などの個人差も、ある程度関わってくるでしょう。

セッション中に受け取った未来イメージは、

その時点でのその方が歩まれている時間軸の行く末にあり、

日々の心境や心身のコンディション、目指すゴール、

周囲の環境条件などが変動すれば、

異なる新たな未来イメージが現れることになるでしょう。

また、そうなりたいと望む気持ちに葛藤や迷いがあれば、

当然のことながら、それが反映されるでしょう。

たとえばその方が、あまりにも幸せ過ぎる未来に驚いて気後れしてしまい、

身の丈に合わないと感じてしまった場合、

その方の内面で、無意識のうちに実現の可能性が狭められてしまうことも

十分に考えられることです。

前世療法・過去生セラピーなどとも関連することですが、

前世・過去生、あるいは幼少期や胎児期など、

今生の過去から持ち越してきている心残りや

未完了の課題・テーマなど(=カルマ)が在る場合、

カルマ・バランスの影響が未来に及び、

受け取った未来イメージとは多少異なる展開となることがあるようです。

過去のトラウマ体験など、まだ癒されていない要素がある場合、

当然のことながら、それを癒して解放することも、

望むとおりの未来を実現するために役立つポイントとなります。

上記のような要因が、その方にどのくらい作用するかについては、

一概には言えませんが、その方が前向きなお気持ちで、

現実的な努力なども遂行され、目標を見失うことがないならば、

実現の可能性はいっそう高まることでしょう。

少なくとも未来順行セッションを受けられた成果として、

幸せな未来イメージは、潜在意識下にたしかに落とし込まれています。

それが薄められたり消失したりすることはありません。

その1 潜在意識の活用セミナーの記事でご紹介している  

 夢をかなえて幸せな未来を実現する

 目標達成スペシャルコース [潜在意識の活用セミナー パワフルプラン]は、

その方のパーソナリティ特性、心理的なブロックなどのほか、

過去の否定的な体験からの影響などをも視野に入れ、

願望達成に向けて、よりパワフルに働きかけていく特別なプログラムコースです。

Q3. 未来が白紙であるとしたら、今日の未来順行セッションで受け取ったイメージと、一か月後の未来順行セッションで受け取るイメージは、異なるのでしょうか?

A3. このご質問については、実際に同様のケースがありますのでご紹介しましょう。

ヒプノセラピーの未来順行セッションをしたのち、一週間経過したところで、

再度、同じ未来順行セッションを行ったケースです。

2回目に現れた最高に幸せな未来は、1回目のセッションで現れた未来イメージと、重なる部分が少なくありませんでしたが、ところどころ異なっていました。

たとえば家族のメンバー、住んでいる家の場所や間取り、

メインとなるお仕事の細部などです。

また、未来イメージにおけるその方の行動にも、違いがありました。

このことから考えられるのは、私たちは、常に変容を続けており、

たとえ一週間であっても、過去と現在は全く同じというわけではないということです。

現在が変われば、それに続く未来も変容していきます。

初回のセッションで体験した幸せな未来イメージが、

一週間経過する間に、その方に何らかの影響を与え、

それによって2回目の未来イメージに変化が起こるということも

十分に考えられることです。

Q4. ヒプノセラピーの未来順行セッションで体験した幸せな未来は、こうなったら喜ばしいという願望や期待に基づいて、自分の頭で考えて作り上げたイメージではないでしょうか?

A4. 未来順行・未来世療法に限らず、ヒプノセラピー全般に言えることですが、

セッションが終わった後、催眠中に受け取ったイメージに対して懐疑的になったり、

否定したくなったりすることがあります。

予想外のイメージや、とうてい信じられないようなイメージと出会うと、

私たちは疑いの眼差しを向けて、懐疑的な思いを巡らしたくなるようです。

その方の人生観や世界観、信念などと相反する状況が現れた場合に、

嫌悪や怖れ、忌避感を覚えてしまうこともあるでしょう。

たとえば前世療法・過去生退行を体験なさった方はご存じだと思いますが、

想定外のイメージが現れたとしても、

現れたイメージ世界を検証する手立てはなく、

受け入れられる場合もあれば、半信半疑の場合もあるものです。

未来順行や未来世療法についても、時を経て、

その未来が現在となってみないことには、

実際のところどうなのか、判断はできません。

ヒプノセラピストとしてお伝えしたいのは、

まず、元々、潜在意識にないものは、決して現れることはないということです。

潜在意識から現れた過去や未来のイメージ世界には、

日常、考えたこともないような細部が含まれていることがあり、

こうした部分に着目していただくと、

思考によって生み出されたものではないことの根拠となるかもしれません。

通常は、催眠状態では、心身がリラックスして受動性、受容性が高まり、

顕在意識による思考や分析が手放された状態となりますので、

その方のマインドの願望や期待が、直接的に反映されることは考えにくいことです。

もう一つ、思い出していただきたいことは、ヒプノセラピーは療法であり、

癒し、解放、統合、変容、成長、進化のサポートを目標として行われるということです。

未来イメージを受け取ることが、その方の心身の癒しや未来への希望、

前進するためのパワー、意欲や向上心の原動力となることがあります。

同時に潜在意識に刻み込まれたイメージが、

自然な形で実現に向かっていくという効果があります。

未来順行セッションには、特殊な能力による未来予知や預言、

未来データの透視リーディングなどとは異なる目的や効果があるのです。

未来順行セッションの効果は、すぐに自覚できるものばかりではなく、

その方のペースでゆっくりと、あるいは必要となったタイミングで、

ふいに気付きや洞察となって受け取られることがあります。

潜在意識は、日常、意識されることがない領域です。

催眠中に起こったことを、顕在意識のマインドを使って読み解き、

解釈しようとしても、それ自体が困難なことであると言えます。

潜在意識という膨大なデータベースの中から、

その方にとって、絶妙なタイミングで出現したイメージの真実は、

理論や思考ではなく、直感や洞察、気付きとして理解されるタイプのものではないでしょうか?

Q5. 今、2つの選択肢があり、迷っていて決められません。どちらを選んだらよいか潜在意識は教えてくれますか?

A5. 進学や就職、恋愛、結婚、子どもの進路、住む場所など、

人生には決断を迫られる局面が幾つも訪れます。 

そんな時、迷ってしまって答えが出せないようでしたら、

いったん顕在意識の思考や分析を離れ、

潜在意識のデータベースにアクセスしてみてはいかがでしょうか。

AとB、2つの選択肢がある時、AなのかBなのか、

どちらがその方にとって、よりよい選択であるのか、

そのヒントを求めて行う未来順行セッションがあります。

具体的にはAを選択した場合と、Bを選択した場合の、

それぞれの未来を訪れて体験してみたうえで、

その印象や結末などの情報を、実際の選択に役立てることが出来ます。

未来には無限の可能性があります。そして潜在意識のデータベースには、

その可能性にまつわる情報がたくさん含まれています。

潜在意識は求めに応じて、どのような未来でも体験させてくれることでしょう。

潜在意識の特性として、それ自体には好悪も判断もないためです。

異なる二つの未来イメージを体験してみると、

おそらくご本人にしかわからないであろう手応えや感触があるかと思います。

それを元に、最終的な選択をなさるのは、ご本人ということになります。

そもそも何が幸せであり、何が成功なのか、

求める幸福や理想の価値観には、個人差が大きいものです。 

同一のイメージ世界を体験したとしても、受け取る印象は異なりますし、

選ばれる道は、選択する方によって異なるのです。

未来に何が待っているのか、誰にも分かりません。

そうであっても、その不確かな未来、不安要素を含む未来に向かって、

臆せず、明るい希望を持ちながら、

力強く歩みを進めていくことを助けてくれるパワーが、

その方の潜在意識の中に、既に存在しているのです。

未来順行の詳細につきましては、

ヒプノセラピーで心を癒すサイトの未来順行セッションページでご覧いただけます。


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東京2020とハイアーセルフ 問題行動vs思いやり

2021年07月31日

東京2020オリパラ開会式直前、

数名の担当者が辞任や解任に追い込まれるということが起こりました。

いよいよ競技が始まり、熱戦が繰り広げられるのを見ていると、

そんな残念なニュースは、忘れがちになりますが、

競技においても、勝敗と関わりなく、

相手選手への配慮や思いやりなど

ポジティブなニュースが報道されることがあります。

人の心の在り方・態度もまた、競技と同様に注目され、

関心を集めていることが分かります。

辞任・解任につながる過去の問題行為と、あたたかい配慮や思いやり。

対極にある行動とはいえ、どちらも1人の人間が選択し、

行動して表現したことです。

100パーセント完全な悪人や完全な善人というものは、おそらくないでしょう。

ですので、私たちは、いずれでも選択できる可能性を持っていることになります。

ちょっとした心の揺れや感情反応、想念のブレなどによって行動が選択されます。

あたたかい配慮や思いやりを示す心の状態は、

問題行為と比較して、周波数が高いだけでなく、

その人本人に、良い感覚や充足感をもたらします。

当然、相手や周囲からも好意的に受け取られ、称賛されるでしょう。

お笑いコントで、1人の人間の中に悪魔と天使がいて、

両者に葛藤が起こり、心が揺れ動く場面を見たことがあります。

この天使のほうがハイアーセルフであると考えてみると、

シンプルでわかりやすいと思います。

厳密には、天使とは、その方に属していない外部の存在ですので、

その方の自己の一部であるハイアーセルフとは異なるのですが、

天使もハイアーセルフも、より良い行為、最善の心の姿勢を表現しています。

こうして考えてみると、些細なことであったとしても、

[悪]と[善]の間でしばし葛藤したり、迷い続けたりした体験は、

多くの方が、身に覚えがあると感じられるのではないでしょうか?

ハイアーセルフとつながっている時、

その方の中の良い資質が優勢になっています。

その結果、思いやりや寛大さ、理解力、洞察力などが

自然に発揮されるのです。

私はスポーツをしていませんので、

選手の方の心境は、想像するほかはないのですが、

何年間もトレーニングを重ね、ひたむきに努力を続け、

臨んだ試合で敗れた悔しさは、どれほどのものでしょうか。

試合には惜しくも敗退しながら、

相手選手に対する思いやりを忘れないとは、

本当に素晴らしいことです。

ですが、もしかすると、勝利し続けているほうが、

思い上がりや高慢さ、傲慢などが表に出てきて、

低次元のふるまいになりやすくなるのかもしれません。

オリンピックの中継番組を見ていると、

私たちの日常に起こっていることが、

いっそうドラマチックな形で表現されているように感じます。

選手の方たちの奮闘や、競技の面白さに加えて、

行動に反映される心の状態と周波数(ハイアーセルフ)、

鋭く切り取られた人間ドラマとして、

たいへん興味深く観察することができます。

ハイアーセルフという言葉を知っていても、

ご自分とは関係がないとか、半信半疑であるという方には、

日常のありふれた場面にも、ハイアーセルフの光が見え隠れし、

反映されていることを知っていただければと思います。

ハイアーセルフは、どんな方にもある、自己の一部分です。

ご自分のハイアーセルフに会いたいと思う方は、会いに行き、

メッセージやアドバイスを受け取ることが出来る

ヒプノセラピーのセッションがお勧めです。

ハイアーセルフと出会う 


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感情を癒し、感情を取り戻すヒプノセラピー

2021年07月22日

感情との距離感は?

感情…と言う言葉から、何を連想されるでしょうか?

感情的な人、感情的な振る舞いという言葉は、

あまり良いイメージではありません。

日常、笑ったり、怒ったり、悲しんだり… 

その時々に、さまざまな感情が流れていくのを感じていらっしゃるでしょうか?

感情は、人間ならば誰でも持っているもの。

とはいえ、感情の流れやそれぞれの感情を

本当に感じて過ごしているかには、個人差があります。

幼い子どもたちを観察していると、

豊かな感情が流れる様子を見て取ることが出来ます。

顔の表情やしぐさ、動作、行動などの全てが、

その感情を生き生きと表現したものとなっています。

時には見ている大人が、

少々居心地悪さすら感じてしまうほどです。

それもそのはず、大人の社会生活においては、

感情を率直に表に出すことは、基本的に歓迎されません。

むしろ感情の動きを自制することが

社会人としての仕事や個人の評価につながるようになっています。

職場で涙を見せることは、

恥ずかしいこと、みっともないことであると思うでしょうか?

幼い頃、あれほど生き生きとしていた私たちの感情体験は、

成長するにつれて表現の機会が無くなり、

少しずつ抑え込まれ、遠ざけられていきます。

私たちは、発達と成長の過程で、

自分の感情を制御し、時には隠すことで、社会生活に適応していきます。

なぜ感情が抑え込まれるの?

ところが、意識的、無意識的に、

感情に対するコントロールが行き過ぎてしまうことがあります。

そうなる原因はさまざまですが、たとえば、次のような場合があります。

  • 親によって感情表現を禁止された場合
  • 幼少期に感情を嫌悪した場合
  • トラウマ
  • 幼少期の緊張状態や愛情の欠如

私どものヒプノセラピー、多次元セラピーのセッションにお越しになった

クライアントの方々は、このような体験をなさっていることが多いのです。

感情が過度に抑圧されると、生き生きとした感情の流れが無くなり、

次第に感情と切り離されてしまいます。

そうなると、顔の表情に変化に乏しく、言葉に感情が込められず、

動揺しないクールで落ち着いた人物のように見られるでしょう。

幼少期に、何らかの理由によって、

感情を表現することを養育者から禁止される場合や、

歓迎されない場合などに、このような状態になることが少なくありません。

子どもにとって、親は絶対的な存在であり、

成長して自立するまでの間、

あらゆる面で親に依存しなければ、生きていくことが出来ません。

その大切な親が歓迎しないのであれば、

親から愛されたいと願う子どもは、自然に感情を切り離してしまうでしょう。

また、両親が感情的なタイプである場合、

感情をむき出しにした両親の口論や諍いを、

子どもが何度も目撃することで、不安や嫌悪を覚え、

感情に対してネガティブな印象を持つことがあります。

感情自体は、ネガティブなものではないのですが、

さまざまな感情のうち、不快感や怖れをかき立てる

ネガティブな感情だけが、繰り返し、強く表出されて、

感情イコール嫌なもの、歓迎できないものであると定着してしまうのです。

子どもは、不安や怖れ、ストレスを避けようとして、

ごく自然に感情を切り離し、

表に出さないようになってしまいます。

感情が切り離され、主として思考を使っていくことは、

学校生活においては、むしろプラスにはたらくことが少なくありません。

感情が表に出ないことは、

冷静さ、情緒の安定などと結び付いて受け取られることがあります。

その反対に、感情をむき出しにするふるまいは、

幼稚で不安定、未成熟であるとみなされることがあります。

感受性が高く、周囲の人々に対して敏感であるほど

大人の期待に応えようとして、

いっそう賢く見えるように行動するようになるかもしれません。

感情と切り離されてしまう状態を生む要因の中で

最も深刻であるのは、おそらく過去のトラウマ体験でしょう。

途方もなく辛い体験をすると、

怒りや悲しみや寂しさ、恨みなど、不快な感情が湧いてきます。

こうした不快で居心地のよくない感情を感じ続けている状態は、

その方にとって、たいへん辛いことですので、

感じないようにするために、無意識のうちに抑圧されていくのです。

ご自分の心を守るために、

感情など意識しないで過ごすほうが、心が穏やかでいられるのです。

幼少期の親との関係において、過度の緊張や満たされない思い、

無条件の愛の欠如などがあると、喜怒哀楽が抑え込まれ、

感情を感じにくくなっていきます。

無意識のうちに、自分の感情を見たくない人は、

周囲の人々、他者の感情に対しても、

向かい合い受け入れることが困難となっていくでしょう。

どのような感情も大切な感情

感情とは、どんな人にも在るのが当たり前のものなのですが、

上記のようなさまざまな理由によって、

在ってはならないものや、感じたくないものとなり、

人間関係の豊かなつながりや親密さ、

生き生きとした感動、生きている喜びなどからも

遠ざかってしまうこととなるのです。

感情を避けないでください。

ご自分の大切な一部分なのですから…。

怒りや恨み、悲しみや寂しさを嫌がらないでください。

それがどんな感情であっても、

感情はいろいろなことに気付かせてくれます。

人生や人間をより深いレベルで体験することに関連する

価値あるものだというふうに考えてみましょう。

感情を取り戻すヒプノセラピー  

何を幸せと感じるかは、その方によって異なるものです。

私は、幸せは、理屈を越えたところにあるもので、

思考の活動によって生み出されたり、自覚されたりするものではないと思っています。

喜びや安らぎなどの感情・感覚に包まれる時、私たちは、理屈を超えた充足感を覚え、

生きていて嬉しい、良かった…と感じるのです。

生き生きとした感情、豊かな感情を失くしてしまったとしても、

もしもそう望むならば、もう一度、感情を取り戻すことが出来ます。

そもそも最初に感情に蓋をしてしまうこととなった原因や状況、出来事などを探求し、

その状況を再体験しながら癒し、解放することが出来ます。

世の中には、さまざまな代替療法、セラピーやヒーリングなどがありますが、

ヒプノセラピーほど感情に迫り、感情にはたらきかけて癒すタイプのものは

他に類を見ないと言ってもよいでしょう。

潜在意識は、生きて経験したこと全てのデータベースです。

潜在意識の広大な領域には、生き生きとした感情が滞りなく流れていた時空と、

その流れが止められてしまった経緯などにまつわる全ての情報が蓄積されています。

ヒプノセラピーでは、軽い催眠状態を使って、

顕在意識と潜在意識の間にある壁=クリティカルファクターを乗り越え、

心の深層にアクセスすることが可能となります。

本当の気持ちや本音を潜在意識のデータベースの中から引き出して

もう一度、その時の思いに気付き、味わい、理解することが出来ます。

そして不要になった感情があるならば、それを手放すことを促します。

潜在意識の持つセルフヒーリングのパワーは、

現在のその方の癒しに役立つイメージを見せてくれるのです。

サブパーソナリティとの対話から

ヒプノセラピーで心を癒すサイトでご案内している

サブパーソナリティのセッションを用いて、

感情の問題にアプローチすることが出来ます。

たとえば感情を感じないようにさせているサブパーソナリティや、

感情を感じてはいけないと禁止しているサブパーソナリティに会いに行き、

なぜそうしているのか、じっくりと言い分を聴ききます。

サブパーソナリティ(副人格)は、その方に良かれと思って、

一生懸命、いろいろな配慮をしてくれていますので、

その意見に耳を傾けてみることで、さまざまな気付きを得られることがあります。

その方が思いも寄らなかった理由や考え方と出会い、

ご自分の内側の意識されていなかった側面に光が当てられて、

深い自己理解や納得感を得られることでしょう。

感情を失くしてしまった原因を探求して癒す

サブパーソナリティのセッションは、

退行しない(=過去の時点に戻らない)セッションですが、

退行療法や多次元セラピーを使ったアプローチでは、

問題の起源となった出来事に戻って、何が起こったのかを再体験して癒します。

子どもの頃、お母さんのおなかの中にいた胎児期、

あるいは前世・過去生などに退行してみると、

そこには感情にまつわる何かが見つかるはずです。

その全貌をリアルに体験するのが困難であるならば、ほんの一部分だけ、

その時の本当の思いを掬い取って見るだけでも、驚くほど心がほぐれて、楽になっていきます。

長らく感情と切り離されて過ごしていると、

生な感情に触れることは気が進まず、敬遠したくなるかもしれません。

ご自分の感情と向かい合うためには、

少しの勇気や気合いが必要となるかもしれません。

けれども、元々は豊かに流れていたはずの感情です。

人間であれば例外なく具えていて、自然に表現する感情を取り戻すプロセスは、

本来のホリスティックな全体としてのご自分が回復に向かい、

活力や自由、好奇心、創造性などと再びつながり、

まるで生まれ変わるような体験となることでしょう。


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ヒプノセラピーの種類・要素・メニュー

2019年11月15日

ヒプノセラピーと聞いて、
まず思い浮かべるのは「インナーチャイルド」
…という方は、たくさんいらっしゃると思います。

インナーチャイルドは、とてもポピュラーなメニューです。

今、メニューという言葉を使ってしまったのですが、
要素、または種類という捉え方も出来るかと思います。

ヒプノセラピーの中には、複数の種類・要素・メニューがあり、
その中の一つが、インナーチャイルドです。

インナーチャイルドのほかにはどのようなものがあるかと言いますと、
インナーペアレントやハイアーセルフ、胎児期退行…
これらについても耳にしたことがおありでしょうか?

まだあります。

年齢退行、サブパーソナリティ、行動修正、
過去生退行、未来順行、未来世療法…など。

ここで、わかりやすく、整理してお伝えしましょう。

ヒプノセラピーという心理療法は、適度な深度の催眠状態となって、
潜在意識の領域にアクセスし、癒しや解放、変容などを促すものです。

そして、ヒプノセラピーは、大きく3つのカテゴリーに分類されます。

ヒプノセラピーの3つのカテゴリー

1 暗示療法 [行動修正ほか]

2 イメージ療法 [インナーチャイルド、インナーペアレント、サブパーソナリティ、ハイアーセルフ、グリーフワークほか]

3 退行療法 [胎児期退行、年齢退行、過去生退行、未来順行、未来世療法ほか]

1の暗示療法は、ヒプノセラピーが日本に最初に紹介された当初から、
受け入れられ、よく知られているもので、
ヒプノセラピーといえば暗示療法と、
頭の中で結び付く方も多いことでしょう。

文字通り、言葉によるポジティブな暗示をかけていくものです。
行動修正では、気になる癖や、対人緊張、禁煙、ダイエットなど、
こうなりたいというご希望に沿った暗示を使います。

暗示療法では、通常、問題の原因や背景などを探ることはせずに、
暗示をかけることで変容を促していきます。

2のイメージ療法は、
その方にとって役立つイメージや必要なイメージ、
潜在意識から現れるイメージ、取り組みたいテーマのイメージを受け取り、
イメージとのやり取りの中で、癒しや気付き、解放が促されていくものです。

3の退行療法は、時間軸を行き来して、
過去や未来の時点に赴き、癒す手法です。
過去だけではなく、未来にも行きますので、
正確には、退行・順行療法ということになります。

お母さんのおなかの中に戻るのが、胎児期退行、
この人生の過去へ戻るのが、年齢退行、
それよりももっと前の時点のもう一つの人生へと退行するのが、過去生退行、
この人生の未来を訪れるのが未来順行、
その先にある未来のもう一つの人生へ行くのが未来世療法です。

それぞれの退行・順行する時点は、その方にとって必要な時点やご希望の時点、
潜在意識が選んだ時点ということになります。

現在のその方にとって、重要な意味を持つ時点へと退行または順行し、
その時点で起こったことを、リアルに再体験しながら癒していきます。

過去のトラウマを癒したり、
お悩みの起源へ退行してなぜそうなってしまったのかを理解して癒したり、
胎児期から出生までを再体験しながらバーストラウマを癒したり、
未来の自分に会いに行ったり、
前世・過去生・未来世を訪れたりします。

退行療法のうち、過去生退行療法は、今では前世療法というジャンルとして、
非常によく知られるようになりました。

ヒプノセラピーとは別の療法であると思われている方も多いかもしれません。

ヒプノセラピーの種類・メニューは、自分で選択するの?

ヒプノセラピーの3つのカテゴリーと、
それぞれに含まれる種類・メニューをご紹介してきました。

ここからは、誰が、どのように、それを選択するのかについてです。

大きく2つの場合があると思います。

1 ヒプノセラピストが選択する場合
2 クライアントの方が選択する場合

1 ヒプノセラピストが選択する場合

ヒプノセラピーの個人セッションには、
多くの場合、事前カウンセリングがあります。

その方のお話をお聴きして、
どうなりたいのか?
何を解決、または解放したいのか?
何を求めておられるのか?
…ということから、ご希望に合わせて、セッションの目標を決めます。

たとえば、
「ダイエットを成功させたい」 
「子どもの頃の辛かった体験を癒したい」
「10年後に、家族と仕事がどうなっているのか知りたい」
「今の夫との絆を探求したい」
「なぜサッカーが好きなのか、理解したい」
「どうしても部屋を片付けられない、それを何とかしたい」
「迷っていることに対するヒントが欲しい」

現在のお気持ちや状況、こうなりたいというご希望をお聴きして、
その目標に到達するためには、どのようなセッションが良いかを
ヒプノセラピストが考えます。

たとえば、親御さんからの幼少期の虐待に、
今も苦しんでいるAさんの場合には、
インナーチャイルドとインナーペアレントを組み合わせるセッション。

お連れ合いの方と上手くいっていないBさんには、
お二人の過去生での関係を探求し、
その後、イメージの中で現在のBさんとお話をするセッション。

片づけられないCさんには、
片付けようとしないサブパーソナリティ(副人格)と対話をしながら
原因を探求し、必要に応じて、
問題の始まった過去の時点へ退行して癒すセッション。

同じ虐待というテーマであっても、
年齢退行とインナーチャイルドを組み合わせたり、
過去生退行(前世療法)を用いたり、
その方の現状とご希望によって、異なるセッションとなります。

また既にお気付きかと思いますが、種類・メニューは、
単独で行うばかりではなく、
複数を選び組み合わせて行うことが少なくありません。

ヒプノセラピストが選択すると言っても、その方のご希望は全て尊重します。
ですので、幾つかの方法をご提案し、ご相談しながら選ぶということになります。

2 クライアントの方が選択する場合

クライアントの方が選択することも、最近では多くなってきました。

ネット上にはさまざまな情報があり、クライアントの方が予備知識を持たれ、
どれがご自分のお悩みに適しているのかを、ご自分で考えられる形です。

メールでお問い合わせやご予約をいただく際に、
「インナーチャイルドをして欲しい」
「サブパーソナリティがよい」などと
あらかじめご希望を伝えてこられます。

このような場合には、そのご希望に沿ったセッションを致します。

ただし、ヒプノセラピストの経験から、
別の選択のほうがより良いのではないかと考えられる場合などには、
こちらからそうした情報をお伝えすることもあります。

ヒプノセラピストから皆さまへ

ここまでお伝えしてきましたように、
ヒプノセラピーには、種類・メニューというものがあるわけですが、
それは絶対的なくくりではないことを、
ぜひ知っておいていただければと思います。

ヒプノセラピーを学び、習得する際、プロ養成スクールなどでは、
これらの種類・メニューをひととおりマスターしますが、
プロとなってからは、これらをどのように選び、組み合わせ、
必要に応じて適切にアレンジし、進化させ活用するかは、
そのヒプノセラピストの力量であり、個性
でもあります。

セッションのケース経験を積んでいくと、
多様なクライアントの方とお会いすることで視野が広がり、
傾聴と洞察、観察眼、分析力などのクオリティが向上し、
セッションルームでその方と向かい合った時に
受け取る非言語的情報が増え、
見立てや直感の資質が磨かれていきます。

「どうしてもハイアーセルフと会ってみたい」
といった強いご希望がある時は、
お気軽にそれをお伝えいただければと思いますが、
お悩みや問題を解決したい、解放したいという場合には、
必ずしもあらかじめ種類・メニューを選択していただかなくて
大丈夫です。

セッションにお越しいただいた時に、
その場で、種類・メニューの特性、特長、進め方などについて、
丁寧にお伝えしますし、ご質問にもお答えしていますので、
種類・メニューについては、どうぞ頭を悩ませないで下さい。

それよりもお勧めしたいのは、
ご自分がどんなことでセッションをしたいと思っているのか?
これからどうなっていきたいのか?  …ということについて、
ご自分の中で、よくお考えいただくことです。

ヒプノセラピストとして、
ヒプノセラピーという優れた心理療法のフィールド全体を
なるべく深くお伝えしたい気持ちから、
ウェブサイトには、種類・メニューの詳細を書いているのですが、
そのことで、逆に迷いが深まり、よくわからなくなり、
なかなか決められなくなってしまったとしたら、
申し訳ないことです。

今、こんなことで困っている、
もっとこうなりたい…ということがありましたら、
まずはお気軽にご相談下さい。

メールでもお電話でもかまいません。

実際にヒプノセラピーのセッションをされるかどうか、
決められていなくてもOKです。

私どもは、事前カウンセリングをさせていただいた後、
「ヒプノセラピーをする気持ちになれない」場合や
「しなくても大丈夫」と思われた場合、
または「したくない」という場合には、
そこでセッションを終える形を採っています。

すなわち事前カウンセリングだけで
セッションが終わることになりますので、
その場合の料金は、ヒプノセラピーではなく、
カウンセリング料金をいただき、差額があればご返金しています。

ですので、どうぞご安心下さい。
ヒプノセラピストと会って、話を聴いてみたら、
自分が思っていたのとは違っていた…という時には、
その旨、遠慮なくお伝えいただければと思います。

ヒプノセラピーについて、
何か気になることやご質問、ご要望などがございましたら、
いつでも、気楽なお気持ちでお知らせいただければと思います。

心を癒し、なりたい自分になるヒプノセラピー


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ヒプノセラピーのブロック 入り口で立ち止まる・入れない

2019年11月14日

ヒプノセラピーは、適度な催眠状態となり、
潜在意識の中に入っていくのですが、
潜在意識というのは、ご本人にとって、未知の領域です。

なぜかといえば、意識することが出来ず、
その領域に、どんなものが存在しているのか、皆目わからないためです。

意識の90パーセントほどを占めているというのに、
何があるのかわからないとは、本当に不思議なことです。

たとえて言うならば、大きなお屋敷の中に、
鍵をかけられ、閉ざされた秘密のお部屋があるようなもの…。

しかもその「開かずの間」は、他のお部屋よりもはるかに広くて、
存在感があるといったところでしょうか?

そのお部屋は、主であるその方が、思い出せないほど昔から、
たしかにお屋敷の中にあったはずなのですが、
一度も中に入ったことがなく、
次第にその存在すら忘れられていった…そんな感じです。

そうです。存在していないかのように、日常、忘れられているのです。

ヒプノセラピーでは、その鍵を開けて、お部屋の中に入っていきます。

ところが、長い間、未踏であったため、
そう簡単に足を踏み入れることは出来ません。

ここに現れるのが、ブロックという問題です。

今回は、潜在意識の入り口にまつわるブロックについて、お伝えしましょう。

1 ドアの前で立ち止まる、ためらう

1つ目は、鍵を持って、入り口の前に立った時、急に気後れしてしまって、
入ることがためらわれる…ということです。

なぜ気後れしてしまうのでしょうか?
なぜ不安や怖れが湧いてくるのでしょうか?

それは、いくら未知であるからと言っても、
正真正銘、主であるご自分の邸宅の一部分であり、
何となく、かすかに「開けたらまずいかも…」という思いがはたらくためです。

そうでなくても、未知の領域に足を踏み入れること自体を好まない、
得意でない、冒険はしたくない…という方もおられるでしょう。

パンドラの箱をもらった人が、開けずにそのまま置いておくという選択です。
それは、人間に具わった、自然な防衛反応と言えるかもしれません。

ヒプノセラピーのセッションにお越しになる方は、
ご自分で予約されるわけですから、
むしろ入ってみたいお気持ちが強い場合が多いのですが、
そうであっても、テーマによっては、
「今はやめておこう」となることがあります。

トラウマ体験や、倫理的でない出来事、自己否定や罪悪感を伴う体験、
マインドで受け入れられないほどの苦しみや恐ろしさなど、
その方の心の安全を脅かす要素があることに、
うすうす気づいているような場合です。

こんな時、無理に背中を押すことは、きわめて危険なことです。

ヒプノセラピストは、その方の思いを尊重し、
潜在意識への旅は、ひとまず延期ということになります。

2 鍵があかない、ドアがひらかない

鍵を開けられない、開けにくい、
ドアがさび付いているのか、開けようにも開かない…ということがあります。

では、秘密のお部屋に入ってみたいという意欲があっても、
肝心の鍵が錆びついて動かなかったり、
ドア自体がどうしても開かないというのは、どういうことでしょうか?

実は、こうしたことも、ある種のブロックであることが少なくありません。

人間の心は複雑なものです、
入ってみたい気持ちと、そうしたくない気持ちとが
葛藤を起こしてしまうことがあるのです。

この場合は、入っていきたい気持ちもありますので、
方法を工夫することで、中に入れることもあります。

ここでぜひお伝えしておきたいのは、
潜在意識の領域に入り、イメージを受け取っていく中で、
本当にダメなものは、決して現れることがないということです。

ダメなものとは、その方を脅かす要素、危険な要素、
見る・体験する準備がまだ出来ていない要素を意味しています。

通常、こうした要素は自然に回避され、
イメージとして現れることがありません。

すなわち、本当の意味で危機的な状態となることは、
普通は起こらないということになります。

3 実際のセッションでは…

私どものヒプノセラピーのセッションでは、
最初に、事前カウンセリングをして、
時間の制限なく、じっくりとお話をお聴きします。
そして、ご相談しながら、
その日のヒプノセラピーのテーマや目標を選びます。

その後、リクライニングチェアに座っていただき、
言葉による催眠誘導を始めます。

ドアの前でためらう、鍵が開かない、ドアが開かないというブロックは、
催眠に入りにくいという形、
あるいは催眠には入ったものの、その先に進めない、
次のイメージが受け取りにくいという形で出現します。

「催眠に入れない」ということには、
実はたいへん深くて複雑な要因がありますので、
別の機会に詳しくお伝えすることにしますが、

ブロックと催眠について、一つだけ、はっきりと申し上げられるのは、
決して無理なことはしない、
たとえ無理をして進めても、収穫を手にしていただくことは出来ない
ということです。

もしも、催眠に入ることや、入った直後の反応に対して、
無理をさせられている、本意ではないことになっている…と感じられましたら、
遠慮することなく、ヒプノセラピストにそう伝えましょう。

ヒプノセラピーは、その方の癒し、解放、変容のためにあるものです。

ヒプノセラピストの都合や好み、
こうあるべきという固定観念で進められてよいものではありません。

4 ブロックへの対処法

「あなたにはブロックがあります。」
「ブロックがあるから、セラピーが出来ません。」と、
ヒプノセラピストから告げられたことがある方もいらっしゃると思います。

言われたら、少し悲しくなりますし、残念な気持ちになりますね。
まるで自分に問題があるかのように感じられて、
不快な気分になることもあるでしょう。

セッションが上手く進まないことを、ブロック (だけ) のせいにして、
クライアントの方を責めるヒプノセラピストも、
残念ながら、世の中にはいるようですので、
非難されたように感じて傷付いた方もあるかもしれません。

クライアントの方が、ご自分のせいだと思うことなど、
本来、あってはならないことです。

セッション中にブロックが現れる場合があることは、
否定できない現実ですが、
ブロックがあることは、少しも問題ではありません。

ブロックは無条件に悪いものではなく、
癒しや解放を決定的に阻むものでもない…というのが私の考えです。

ブロックは、その方の心の深層を垣間見せてくれて、
心の安全を守ってくれています。

クライアントの方に、ご自分の心の深層への理解が
いっそう深まる機会を与えてくれています。

そして、癒し・解放・変容を促すアプローチは、
何もヒプノセラピーだけとは限らないことを思い出してみましょう。

ほかに、もっと楽に受けていただける手法が複数、存在します。

私どものセッションでは、
今回、お伝えしたようなブロックが現れた場合には、
ヒプノセラピー以外の方法をご提案しています。

催眠を使わずに、通常の意識の状態で行われるセラピーもあります。

いちばんお勧めできるのは、エネルギーヒーリングです。

マインドを介さずに、オーラ(人間のエネルギーフィールド)に
直接はたらきかけて、エネルギーレベルで解放と変容を促していきます。

受ける方は、過去を思い出したり、
イメージを追いかけたりする必要がありません。
何も考えずに、リラックスしていただくだけです。

これまでに、多くの方々が、
ヒプノセラピーよりもヒーリングのほうを選び、
その方が望む癒しと変容を体験されています。

ブロックという言葉の威力に圧倒され、立ち止まることなく、
柔軟に、あきらめずに、適切なタイミングを選んだり、
異なる手法を選んだりしていただければと思います。

前に進みたい、なりたい自分になる、
人生をポジティブに変えたいというお気持ちは、
癒しにとって、何よりも大切なものです。

ブロックについて、お悩みやご相談がありましたら、どうぞお気軽に
メールまたはお電話にて、ご相談下さい。


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あの世に思いが向かうこの時期に…

2019年08月13日

お盆休みといえば、レジャー?

…ほかの時期に、思うようにお休みを取りにくい環境では、
どうしてもそうなりますね。

ご家族がそろってお出かけできる、またとない貴重な機会に、
日常を離れ、遊び、楽しみ、リフレッシュできるのは嬉しいことです。

お盆といえば、本来はお墓参りをしたり、
ご先祖さまや亡くなられた近親の方々に思いを向けたりする、
大切に守られてきた習慣です。

亡くなられたばかりのご家族ならば、
いつでも心の中に生き続けていて、
お盆でなくても、
常に一体感のようなつながりを感じられたりもしますが、
少し遠くなってしまった昔のお知り合いや、
何代か前のご親族の方々などは、
一緒に過ごした想い出や
語り継がれる生前のエピソードなどをよみがえらせて、
思いを馳せ、あらためてご冥福をお祈りしたくなるものです。

遠いあの世に向かって、思いが自然に流れていくお盆、
非日常の意識となるこの時期、
あなたは、どのようなことを思われるでしょうか?

ヒプノセラピースクールのある受講生の方から、
最近お聴きしたことですが、
以前、エジプトを旅行された時、
あの世とこの世を隔てる境界と言われている場所があり、
そこを渡ってあの世に行ってみたり、また戻ってきたり、
何度かそういうことをされたそうです。

そうすることで、
何となく安心感が得られた…とおっしゃっていたのが
印象的でした。

人が亡くなったあと、どこへ行くのかは、
その方によって、とらえ方がさまざまあると思います。

どんなところに旅立たれたとしても、
毎年、この時期になると、懐かしい故郷や家族のもとへ
帰ってこられるというのは、なんと言うか、心が和み、落ち着きます。

日頃は思い出すことが少なくなってきた昔の故人の方であっても、
お盆には、あたたかく、懐かしく、迎え入れられるのは、
将来、自分がそうなった時のことを考えても、心が安らぎます。

生きている私たちが、亡くなられた方々を迎え入れる時には、
いずれ自分も、あの世から戻ってくるほうの立場となることを
想像してしまうかもしれません。

亡くなったあと、魂はどこへ向かうの?

その場所に着いた時、懐かしい人々と再会できるの?

その人々は、今、どのような思いで、どんなふうに過ごしているの?

そんな非日常的の想念が浮かぶこの季節に、
あの世とこの世を、イメージの世界で行き来してみる…というのは、
いかがでしょうか?

私たちの潜在意識には、夥しい数のデータが蓄積されています。

そのデータ群は、残念ながら、通常、意識にのぼることはありません。

そのデータベースの中には、死という通過点や、異なる次元への移行、
あの世・霊界・天界・天国・極楽・宇宙などと呼ばれている、
「その場所」についてのイメージもあり、
私たちは、ある方法で、それを見たり感じたりすることが出来ます。

リラックスして、軽い催眠状態となることで、
潜在意識にアクセスすることが出来るようになります。

死への不安や怖れ、不可解さがあったり、
亡くなられた方のその後について気にかかったりすることがあるならば、
次元を超えるイメージの旅をして、その場所を訪れ、
会いたいと願うその方に、会いに行ってみてはいかがでしょうか?

未来のどこかで、ご自分も訪れることになるはずのその場所を
今のうちに訪ねてみて、どんなところなのかを見ておくと、
気持ちが落ち着いて、少し安心できるかもしれません。

また、先に旅立たれた方々と再会し、お話を伺えたら、
その方に対する心配や、ご自分の先行きへの不安などが
和らいでいくかもしれません。

大切なご家族やご友人を亡くされた方、
家族同然の大切な生きものを失ってしまった方には、
その悲しみと喪失感を癒すヒプノセラピーのセッションがお勧めです。

突然亡くなられて、お別れの挨拶が出来なかった方の場合は、
きちんと向かい合い、言葉を交わし、今のお気持ちをお伝えすることが、
とりわけ大切になります。

その方が望むことがあるならば、それをお聴きして、
かなえて差し上げることも出来るでしょう。

いずれはその場所へ赴き、
ずっとご一緒に過ごすことが出来るだろうという感触を受け取られて、
絆やつながりが途絶えることはないと確信できたという方も
少なからずいらっしゃいます。

あの世への旅は、ちょっと想像を超えていて、
思い描くのが難しいかもしれませんが、
実はヒプノセラピーのセッションでは、
それほど難しいことではありません。

この世に誕生する前の、もう一つの人生を訪れるのが前世療法ですが、
前世療法の中にも、この世からあの世への次元の移行が含まれており、
ほとんどすべての方々が、たやすく、楽々と、そこを通過されていきます。

あの世とこの世とは、途方もなく離れた遠い場所ではないのだと
おそらく気付いていただけることでしょう。


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明日から令和 ヒプノセラピー3つのミラクル

2019年04月30日

平成最後の日である今日、平成の時代を振り返る特集番組が組まれ、
平成ゆかりの地を訪れる人々のニュースが流れています。

岐阜県の道の駅、平成(へなり)では、
臨時郵便局前に、今日の日付の消印を求めて長い行列が出来たそうです。

今日、誕生した赤ちゃんのニュースもありました。

あいにくのお天気ですが、過ぎ去ろうとしている平成を懐かしむ気持ちと、
令和に期待する明るい気持ちがあふれているようです。

そんな映像を眺め、空気を感じながら、
一つの物事や時代が終焉を迎え、新しい局面がスタートすることと、
ヒプノセラピーとの間に、重なり合う要素があるとあらためて感じました。

共通点は、3つあります。

1つ目は、平成の過去を振り返ること。

31年間の平成年表を概観したり、
一つずつ出来事を振り返ってみる特集番組のように、
映像や記録、資料に触れて記憶をよみがえらせ、
その意味や意義を考え、マインドで再確認することは、
気持ちの整理をつけて、次に向かって歩を進める時に、とても役立つことです。

通常は、マインドで、記憶や思考を使って、私たちはこれを行うわけですが、
ヒプノセラピーでは、より深いレベル(潜在意識)で振り返ります。

振り返ると言うよりは、時間を遡って、過去の時点に戻り、再体験をするのです。

退行することで、ありありとその時に感じたことや考えたことを理解し、咀嚼し、
必要があれば解放したり、癒したりすることが出来ます。

過去の出来事が気になる状態、こだわりや後悔、心残りがある状態では、
新しい物事に進んでいくのが困難となりますので、
過去を振り返り、癒すことは、ここから先の未来にポジティブな影響を与えるのです。

2つ目は、令和の未来に気持ちや意識を向けること。

健やかに、平和に、幸せに暮らすことは、共通の願いです。

ですので、明日から始まる令和の時代に幸あれと祈ったり、
始まりの日を祝福し、記憶にとどめるために、
記念のイベントに参加したり、記念品やあやかる事物を手に入れたりします。

ヒプノセラピーでは、時間を進めて、令和の未来を訪れることが出来ます。

今、お付き合いしている相手との関係は、その後、どうなっているのか?
今のお仕事や住んでいる場所は、令和の時代に、どうなっているのか?

こうしたことは、占いなどで、情報をもらうことは出来ますが、
それよりももっと確実な方法として、ご自分の潜在意識のデータベースから、
ご自分でイメージを引き出すことが出来るのです。

ヒプノセラピーでは、未来順行セッションと呼ばれています。

訪れる未来は、数年先でも、数十年先でも、どこにでも行かれます。

第三者 (たとえば占い) から、「多分こうなっていますよ」と言われるのに比べて、
ヒプノセラピーの未来順行セッションでは、
リラックスして、ご自分の潜在意識にアクセスして、未来の時点に順行し、
未来の自分がどんな暮らしをしていて、誰と一緒にいて、
何を感じているのかを、直接「体験」していただけます。

2つの選択肢があり、どちらが良いのか迷っている時、
それぞれの先に待っている2つの未来を訪れて、感触の違いを得るセッションと、
最高に幸せな未来をピンポイントで選んで訪れるセッション、
どちらも、人気が高いセッションです。

未来順行セッションの詳細については、下記をご覧いただければと思います。

ヒプノセラピー 未来順行セッション

3つ目は、令和が良い時代であれという望みをかなえること。

令和の文字が刻印された紅白の蒲鉾やお菓子を食べたり、
令和の記念グッズを買い求めたりするのは、
おめでたい記念品によって、新時代を祝福し、自分が祝福に包まれ、
幸福に恵まれるようにという願いの表れではないでしょうか?

未来に何が待っているかは、誰にもわかりません。

そうであればこそ、予測できない未来が、
何とかより良いものであって欲しいと切実に願い、
私たちはそのための行動をとって、気持ちを新たにするのでしょう。

ヒプノセラピーには、潜在意識を上手に使うことで、
望む未来が具現化するのを促すセッションがあるのをご存じでしょうか?

実は、1つ目の過去への退行も、2つ目の未来への順行も、
そしてこの3つ目の願望の達成も、
潜在意識が持っている、幾つかの特性によって、可能になることなのです。

潜在意識には、時間の区別がなく、過去へも未来へも自由に行き来できるうえに、
事実とフィクションとの区別もないというユニークな特性があります。

そのため、あらかじめ準備され、入念に工夫されたある方法を用いると、
そうなって欲しいけれど、まだそうなっていないことが、
既にそうなったかのように、潜在意識に落とし込まれます。

潜在意識は、それを事実であると受け取るため、
意志の力で何度も計画を練り上げたり、気合いを入れ直したりしなくても、
その達成や具現化に向けて、自動的に動き始めてくれるのです。

その結果、無理をしなくても、自然な形で楽々と結果を出すことが促され、
望むとおりの未来が実現しやすくなっていくのです。

それは、まるでタイムマシンに乗って、魔法をかけるかのような、
ミラクルな体験のようだと言ってもよいでしょう。

以上のように、改元を巡る動きとヒプノセラピーには共通点があります。

あと数時間で、いよいよ令和の始まりです。

ゆっくりと平成を振り返り、幸運だったことや幸せにあらためて感謝したり、
不要な感情を手放したりしながら、新たな時代の到来を祝福しましょう。

もしかすると、心にひっかかる問題など無い…と思っていても、
潜在意識下には、光が当てられ、癒されるのを待つ何かが
潜んでいるかもしれません。

過去も、現在も、そして未来も、いっそう充実した幸せな日々であるように、
ヒプノセラピーは、お手伝いをすることが出来ます。

過去への後悔を癒し、現在の不安を手放し、
未来はこうありたい、そうなって欲しいという望みがかないますように。


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ハイアーセルフにたずねてみると…

2018年05月20日

記憶から消し去りたい大きな失敗や、後悔してもしきれない出来事は、
過去を振り返れば、どなたにもあることでしょう。

一時の感情やつまらない衝動などに突き動かされて、
つい口から出た言葉や、目先の利害に惑わされてとった行動、
自分や他者を傷付けることになってしまった浅はかな選択は、
なぜそんなことをしてしまったのかと、いつまでも心に残り、
思い出すたびに頭を抱えたくなります。

そのような悔いの残る体験の対極に在るのが、
ハイアーセルフです。

ハイアーセルフとは、高い次元の自己、
まるで神さまのような自分自身の一部ですので、
「やってしまった … …」 と嘆くようなこととは全く無縁です。

大いなる叡智と無条件の愛をもって、
最高、最善の選択や答えを既に知っている、
その方の中の最高の部分がハイアーセルフなのです。

そうであれば、必要な時にいつでも、
ハイアーセルフからアドバイスをもらったり、
対話をして有益なメッセージを受け取ったりできたらよいですね。

ハイアーセルフにたずねてみたら、
自分にとっても、他者にとっても、現在から未来までを想定してみても、
きっと最良の道を見つけられるように手助けをしてくれるでしょう。

そうすれば、愚かしい判断や誤った選択、
迷走などから自由でいられるはずです。

それでは、ハイアーセルフと出会うには、
どこへ行って、何をしたらよいのでしょうか?

実は、常にハイアーセルフと共にいるということは、
場合によっては、なかなか困難なことかもしれないと、
私は自分の経験から感じています。

ずいぶん昔のことになりますが、
ハイアーセルフというものを初めて知った頃、
ぜひともハイアーセルフといつでも一緒にいたい、
ハイアーセルフとして生きていきたいと望みました。

そのために、本を読んで自分でいろいろなワークをしてみたり、
ハイアーセルフと出会う誘導瞑想のCDを聞いて試したり、
ワークショップに参加したりして、
一生懸命、ハイアーセルフに近づこうと試みていました。

ところが、努力を続けていても、なかなかうまくいきません。
手応えを得られず、落胆や失望、腹立たしさばかり。

思えば、たとえばブッダやマリア様などとは異なり、
ハイアーセルフは、自分自身(自己=セルフ)なのですから、
本当は、頑張らなくても、いつでも一緒にいるはずなのですが、
どこか遠い別次元の、非日常的な別世界の、
手の届かないところにいるような気がしていたのです。

それから年月が流れ、
現在、私は、
ハイアーセルフとつながって進めるヒーリングをしています。

そのヒーリングは、まず自分のハイアーセルフとつながり、
次に、クライアントの方のハイアーセルフにつながり、
その状態を保ちながら、その方のオーラを浄化したり、
カルマ的なテーマにワークしたりする方法をとります。

ハイアーセルフとつながる時、周波数が変化し、
たくさんの気付きや洞察がやってきます。

ホリスティックヒーリング

ハイアーセルフとつながることが、前提となっているヒーリングですので、
つながることが出来ないならば、行うことは出来ません。

今では、ハイアーセルフとつながるのは、とても簡単だと感じている…
というよりは、ごく自然なことのように思われます。

ハイアーセルフとなかなか出会えなかった頃、
それでもあきらめずにいたから、今日があるのでしょう。

クライアントの方が、セッションルームにお越しになって、
「本当にハイアーセルフと出会えるのかしら?」と
懐疑的になっておられる時、
「私に出来たのですから、どなたにも出来るはずです。」
と申し上げています。

ヒプノセラピーのセッションの中に、ハイアーセルフに会いに行き、
メッセージやアドバイスを受け取るセッションがあるのですが、
これまで、実際に、このセッションを受けられて、
ハイアーセルフに出会えなかった方はありません。

これをお読みくださっている方の中に、
ハイアーセルフからアドバイスが欲しい、
ハイアーセルフとお話をしてみたいという方がありましたら、
まずは、そうしたいと思うお気持ちを
大切にしていただければと思います。

最初から無理だとあきらめてしまったり、
何度か試してダメだったからといって、放棄したりしなければ、
ハイアーセルフは、きっと望みがかなうように、
導いてくれるでしょう。

その方のハイアーセルフは、必ず存在しています。

私たちは、だれでも例外なく、
難なくハイアーセルフとコンタクトを取れるようになり、
いずれは、ハイアーセルフそのものとなって、
高い次元の境地で日常を過ごすようになるでしょう。

そうなったとしたら、後悔も心残りもなくなり、
どれほど平和な心持ちで毎日を過ごせるようになるでしょうか?

想像してみただけで、何か嬉しくなり、
そうなる日が来るのが楽しみになりませんか?


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働きたくない引きこもり状態 前世とのつながりは?

2017年02月24日

ご家族のどなたかが、引きこもりがちで、
お仕事をする意欲がほとんどなく、
お家の中でぼんやり過ごしているというお悩みをお聴きすると、
親御さんのご心配はいかほどであろうかと、心が痛みます。

それが若い世代の方であるならば、親はいずれいなくなるもの、
その後のそのお子さんの人生の行く末を思うと、
居ても立っても居られない焦りや不安が湧くのも当然のことです。

ご本人の心はと言えば、おそらくもっと辛くて重苦しいことでしょう。

一見、ひょうひょうとして、趣味を楽しんでいるように見えたとしても、
内心は、「迷惑をかけている」「これでよいのだろうか?」という思いに
常に苛まれているに違いありません。

また、自分はダメな人間だ、落伍者だという自己否定的な気持ちを
どうすることも出来ずにいるかもしれません。

引きこもりや、それに近い状態となるには、
さまざまな要因、理由があるものです。

たとえばトラウマ体験があり、まだそれが十分に癒されていない場合や、
壮絶ないじめに合って自信を失い、否定的な感情や想念から
抜け出せなくなっている場合など。

あるいは、幼少期以来の親子関係に何か問題があった場合など。

ひとまとめに括れるものではない、複雑な背景があります。

ここに挙げたような例では、まずは心を癒すはたらきかけをするために
その方の状態やご希望に適したセラピー的なアプロ―チを
取ることになるでしょう。

今日、ご紹介するケースは、こうした例とは少し異なるケースです。

焦燥感や将来に対する不安、ご両親への罪悪感がある一方で、
それだけではない何かが在るような…そんなことを、
どうやらご本人も無意識のうちに感じておられるのかもしれません。

現在の状態が、なぜそうなっているのか?
それを探求する方法の一つに、前世療法があります。

現状に強い影響を与えているもう一つの人生のイメージ世界を訪れ、
そこで何が起こっていたのかを再体験しながら理解し、癒し、
死後、次の転生に向けて、どのような計画を立てたのかを探求するのです。

ここで言う次の転生こそが、今の人生、
すなわち今生ということになります。

働く意欲が湧かない、何もかもが面倒、世の中に出たくない…

そうした思いもまた、魂の計画に含まれることなのか、
それとも、本来の計画から外れてしまったということなのか?

皆さまはどのようにお考えでしょうか?

たいへん興味深いケースですので、
許可をいただいたうえで、ご紹介させていただいています。

ご家族や、お友だち、お仕事などの関係に、
引きこもり状態の方がおられるような場合、
引きこもっているご本人の努力や頑張りが足りないとか、
意気地がないとか、人間として何かが欠落していると
つい考えてしまいそうになることはあるでしょう。

そんな時、ぜひこちらのケースをご覧いただければと思います。

前世療法・過去生セラピーのセッションケース・体験談


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お別れをしないまま亡くなってしまった方に… グリーフワーク

2017年02月09日

安楽死について、オランダのユトレヒト大学病院の
調査の結果の記事が紹介されていました。
少し古いのですが、1992~1999年に行われたということです。

その調査によりますと、大切な方を亡くした時、
亡くなり方が安楽死の場合と自然死の場合を比較してみたところ、
前者のほうが、遺族の方々の悲しみやトラウマの苦しみが
少なかったということです。

安楽死そのものについては賛否両論がありますが、
この結果について、ヒプノセラピストとして、
たいへん興味深いと感じました。

なぜ安楽死のほうが、苦痛が軽く済んだのでしょうか?

ユトレヒト大学病院では、安楽死の場合は、心の準備をする時間と、
お別れの挨拶をする機会があったためであると分析をしています。

大切なご家族やお友だちを失った悲しみや喪失感は、
おそらくほとんどの方が経験されていることと思います。

その際、もしも予期せぬ突然のお別れであったならば、
その衝撃や苦痛は、耐え難いものとなります。

急病や怪我、事故などは、ある日突然、襲ってくることがあります。

ご家族の方や友人、知人の方々は、故人の死後、長年に渡って、

もっとこうしてあげたかった…
こうなると知っていたら言葉をかけてあげたかった…
最期に謝って仲直りをしておきたかった…

…という満たされることのない後悔や罪悪感、自責の念に苛まれ
重い苦しみを抱えたまま、その後の日々を過ごすことになってしまいます。

死が突然、訪れて、もはや会話も出来なくなり、
故人の気持ちが計り知れない状態となってしまった時、
イメージの中でその方に会いに行く
ヒプノセラピーのセッションをさせていただいています。

ご病気の発作や、不慮の事故などの場合、
残された方々にとって気にかかるのは、
現在のその方が、辛く苦しいのではないか、
今はどのように過ごしているのだろうかということでしょう。

ヒプノセラピーセッションでは、
想像していたよりも穏やかな様子で現れたその方と対面して、
良い意味で驚かれる場合が少なくありません。

イメージの中で、本当は伝えたかったけれど、伝えられなかったことがあれば、
何でもお話いただくことが出来ます。

お別れの挨拶もしていただけます。

そして、亡くなられた方にとって、気がかりなことやご心配なこと、
亡くなると分かっていたらやっておいたことなどをお聴きして、
代わりにそれを果たすことも出来るでしょう。

これまでのセッションでは、
お墓に好きなものを供えて欲しいといったことや、
お孫さんをしっかりと育てて欲しいといった願いがあり、
また、もう悲しまないで欲しい、前を向いて生きていって欲しいという
励ましや慰めも、たびたびありました。

あの世にいる方とクライアントの方が交流し、
再び気持ちを通い合わせ、心に引っかかっていたことや、
未完了の出来事を完了させると、
悲しみは残っていても、不思議に心が少し軽くなり、
死を受け入れられるように、ゆっくりと変化していきます。

受け入れて、十分に嘆くこと(グリーフワーク)が、
解放と癒しには、不可欠なのです。

もしも亡くなられた方が、自殺されている場合には、事態はたいへん深刻です。

遺族の方々には、悲しみばかりでなく、不可解さや罪悪感がのしかかり、
その日を境に時が止まったようになってしまいます。

自死を選択されるだけの複雑な状況や言葉に出来ない辛さを想像してみると、
いたたまれず、今生きているご自分を責め続けてしまう怖れもあるでしょう。

このような場合でも、その方がご希望なさるならば、
亡くなった方に会いに行くことが出来るのです。

あまりにも後悔や罪悪感が強い時、
多くの場合、ご家族の皆さまがその死を封印して、
それぞれの心の深層に閉じ込めてしまうことがあります。

ご家族で話題にすることがなくなり、
触れてはいけないご家族の秘密となります。

こうした場合でも、少しでもお気持ちがあるのでしたら、
思いきって亡くなられた方に会いにいくことをお勧めしたいと思います。

自殺の場合は、ほぼ間違いなく、
心の準備もお別れの挨拶もかなわない厳しい状況が生まれます。

予告や予兆があればあったで、
なぜ救えなかったのかという疑問や自責が脳裏を離れません。

死を選ばざるを得なかった状況や理由について訊ね、
お話を聴き、それを理解するとともに、
言葉をかけて差し上げる機会を持つことで、相手の方が孤独から救われ、
そのことが遺族の方の心の安らぎにつながっていくでしょう。

死は、生きている限り、避けては通れないものです。

浮かぶイメージの中には、今もなお、故人の方が生き続けています。

折に触れ思い起こすことから一歩進んで、コミュニケーションを取り、
ゆっくりとお別れをして、送り出して差し上げてはいかがでしょうか?

大切な方を亡くした悲しみと喪失感、グリーフワークのヒプノセラピー


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