サブパーソナリティ 心の深層に潜むもう一人の自分
サブパーソナリティとは、副人格。
一人の人間の中には
主となる人格のほかに、
複数のサブパーソナリティが存在しています。
人の心は複雑です。
思考して何かを選択し、
実際にそれを行動に移していたとしても、
心の中には、懐疑や自己批、後ろ向きの気分などがあり、
真逆の指向を持つエネルギーが渦巻いていることもあります。
一つの方向へ進もうとする時、
たとえ意識に上らないとしても、
こうした要素は、目指す方向への推進力を抑制します。
すると、思ったように進んでいかない、
意欲が充実しない、
思わぬ事態が起こって進行が阻まれる
…といったことが起こるかもしれません。
本当はこうなりたいのに、
なぜそれが上手くいかないのか、
本人にもよくわからないことになります。
心の中に潜む、もう一つの声に耳を傾けてみる、
それが、ヒプノセラピーの
サブパーソナリティのセッションです。
対立する意見、懐疑的な意見、
揶揄している勢力、傍観者、
実権を握り、常にコントロールしようとする勢力、
想像もつかなかった独特の意見や態度などに
出会うことのできるチャンスとなるでしょう。
これら全てが、あなたの心の一部です。
サブパーソナリティのセッションでは、
対立する意見や邪魔する勢力と戦うのではなく、
それぞれの言い分をよく聴いて、
お互いに納得できるような調整を行い
可能ならば統合を目指します。
こうした作業は、
通常の意識の状態では行うことができません。
意識の90パーセントを占める潜在意識にアクセスすることで、
「心」全体としての深層の、その奥にある
本当の気持ちを探求することができます。
日頃、大人としての規範意識が強く
合理的、現実的な考え方をする方や
多忙で自己を顧みるゆとりのないような方、
責任のある立場や多くを決断しなくてはならない立場の方には
特にお勧めしたいセッションの一つです。