あるがままの自分を再発見 アダルトチルドレンを癒す
人が成長する過程で、
親や周囲の大人たちから受ける影響は、
言葉では表現できないほど大きいものです。
時には、それが、否定的に作用して、
負の条件付け(プログラミング)となってしまうことがあります。
親というものは、子どもの幸せを願うものですが、
そう思ってはいても、さまざまな理由によって、
子どもの心を傷つけ、
子どものあるがままを認めないということが起こります。
子どもにとって親は生きることを支えてくれる存在ですから、
どんな親であっても、その言動を受け入れ、それに合わせ、
無意識に自分を変えていくようになるでしょう。
成長してからも、周囲の人々に対して、
親という絶対的な存在に対応するのと同じ構えを作ることで、
自分を守り、より安全に生きられるように
無意識に行動するかもしれません。
いわゆるアダルトチルドレンと呼ばれる傾向のひとつは、
(ご本人には何の責任もないのですが)
何故か相手の顔色を覗い、
自分よりも相手を優先してしまうことから、
自分で自分がわからなくなっていることです。
自分って何?
何を好み、どんな仕事に就き、どんな家庭を築き、
どう生きていったらよいのか?
それがはっきりとしなくなり、生き辛さを感じます。
自分が自分でないような、自分のない人。
それは、親にとっては、従順で、
とても「よい子」に映るかもしれません。
成長の過程で起こったことを、後から変えることはできません。
けれども、もしも、こうしたことで苦しまれているのならば、
今からでも遅くありません。
心の声を聴き、少しずつ、自分を癒しながら再発見し、
本当の自分を取り戻していきましょう。
自己実現の前提となるのは、まず、自分を知ることです。
他者の要求や好みを
受け入れるばかりでなくてもよいことを知り、
あるがままの自分を受け入れてくれる人と、
そうでない人とを識別しましょう。
これまでのケースを振り返ると、
親御さんも、お子さん以上に辛い思いを
なさっておられることがよくあります。
子どもに問題が起こってはじめて、
誕生から今日までのことを振り返ってみますが、
親としては、最善を尽くしてきたのであり、
「こんなはずではなかった」と
ショックを受けられることも少なくないでしょう。
そのつもりはなかった過度な干渉。
そのつもりはなかった依存やネグレクト。
子どもに対して、
無条件の受け入れができなかったとしたら、
そうなってしまった(そうせざるを得なかった)
ご自身の状況や内的欲求・必要性に気付いてあげて下さい。
怒りや罪悪感の解放と癒しは、
お子さんだけでなく、親御さんにも必要なのです。
ヒプノセラピーは、
通常の意識の状態ではアクセスできない潜在意識とつながり、
心の深層に触れて、自分を探求し、
自己再発見と自己実現を助けるのに役立つセラピーです。