ヒプノセラピースクールの実習 人間性が現れるセッションの厳しさ
ヒプノセラピーと前世療法のスクール
「アドバンスコース」の実習は、
お伝えする側にとっても、たいへん楽しみな機会です。
受講生の皆さんが、実際にセッションをなさっている姿からは、
将来のヒプノセラピスト像が垣間見え、
どのようなタイプのセッションやメニューが向いていらっしゃるか、
イメージが浮かんできます。
そればかりではなく、スクール中の講義や、
ティーブレイクの雑談などには現れない
その方らしさ、個性、持ち味などが表現されていることが少なくありません。
実際、意識していなくても、
個人セッションには、ヒプノセラピストの人間性が、
恐ろしいくらい現れてしまうものです。
受講生の方々の実習を見守りながら
自戒を込めて、それを再認識します。
多次元セラピーを伝えた、オランダのハンス・テンダム博士は、
セラピーの質を決めるのは、
セラピストの人間性であるという意味のことを
おっしゃっています。
一人の人間であるヒプノセラピストが、
クライアントさんというもう一人の人間に相対して
心の深い領域である潜在意識にアクセスし
癒しのサポートをさせていただくのですから、
当然といえば当然かもしれません。
特にシナリオがなく、全編アドリブ、
まるで即興演奏のような多次元セラピーにおいては
そうなります。
ヒプノセラピー、前世療法の練習を積むと共に、
自分自身を正直に見つめて、
自己覚知、自己の癒しを継続することは、
簡単ではありませんが、
ヒプノセラピストにとっては必要不可欠なことであり、
これ無くしてセッションの向上は無いと言っても
過言ではないでしょう。
他者、特にクライアントさんに、
自分の問題を投影しないためにも…。
ちなみに自己覚知と自己の癒しには、さまざまな方法がありますが、
私はその一助として、レイキ(現代レイキ)をお伝えしています。
レイキというと、手当て療法のヒーリングと思われることが多いのですが、
実はそうではなく、意識の波動を上げて、
心を穏やかに明るく保つことが最終目標です。
癒しとは、単なるつかのまの安らぎや心地よさではなく、
癒しを待っている心の領域と向かい合い、
心を解放すること。
それによって、人生全般や日常生活のさまざまな領域の
クオリティが高まることです。
静かに自分と向かい合い、心の声を聴き、
セルフヒーリングをするひとときは、
忙しい日常生活の中で、貴重で有意義な機会となるでしょう。