インナーチャイルドと遊ぶ
インナーチャイルドは内なる子ども、
傷ついて、助けを求めています。
インナーチャイルドは特別なものではなく、
どんな人の中にもいる…
そう言ってもよいと思います。
客観的に見てごく普通の家庭、
ごく普通の親はもちろんのこと、
まずまず恵まれた家庭、
愛情深く理解のある両親であったとしても、
子どもの心は傷つくことがあるからです。
(虐待・ネグレクトのある機能不全家庭だとしたら
なおさら深刻であることは言うまでもありません。)
子どもは、その幼さ、純粋さゆえに、
物事の真偽、正邪、全体性を見ることができず、
自分の気持ちを表現する十分な言葉を持たず、
養育者や大人の言葉を
そのまま受け入れてしまうこともあるでしょう。
ヒプノセラピーのセッションをしてみると、
現れたインナーチャイルドの姿はさまざま。
インナーチャイルドが欲しいと望むものにも
個人差がありさまざまです。
傷ついたインナーチャイルドは癒されるにつれて
その姿が変化していきます。
そして内なる子どもを癒して統合すると、
ありのままの自分を無条件に認めて
もっと愛することができるようになっていきます。
普通に社会生活を送っている方は
インナーチャイルドに思いを向ける機会は
あまりないかもしれませんが、
時には自分の中の子どもの部分を
伸び伸びとさせてあげるとよいでしょう。
インナーチャイルドは遊びが大好き。
あなたがいちばん好きな遊びや
子どもの頃、大好きだった遊びを
してみましょう。
周囲が気になるならば、
誰もいない時間帯や自然の中などで。
比較的簡単で、身近な遊びというと、
ゲームやパズル、
ボール遊び、砂遊び、
お人形やフィギュア、ぬいぐるみ、
剣玉やお手玉、塗り絵、お絵かき、
シャボン玉、虫取り、縄跳び etc.
(遊びは世代によって違うもの、
こうして挙げてみると、
昭和の遊びという感じになっています…。)
お子さんがいらっしゃる方は、
お子さんと一緒に遊ぶことによって、
インナーチャイルドが癒されていくかもしれません。
お子さんが成長されて、一緒に遊ぶ年齢ではないならば、
自分だけのために思い切って時間を作り、
童心に帰って時の経つのを忘れるくらい
遊びに熱中してみるとよいでしょう。
その際、遊ぶ自分を客観的に眺めて批評したり、
ばかにしたり、大人の突っ込みを入れたりは、
絶対にしないようにしましょう。