人生脚本とあなたの役割 ヒプノセラピストプロ養成スクール ③
人生をドラマと考えると、
そのドラマの主人公はあなたです。
ドラマには脚本があり、あなたもほかの登場人物たちも、
それぞれの役割を演じています。
カナダ生まれの外科医、精神科医エリック・バーンは、
1950年頃より「交流分析」に関する論文を発表。
1964年に 国際TA協会を結成。
著書である「Games People Play 」
(「人生ゲーム入門」)はベストセラーとなり、
世界15ヵ国語に翻訳されました。
交流分析は、精神分析の影響を受けてはいるものの、
独自の理論体系に基づく新しい手法であり、
その概念と言葉は、大変理解しやすいため、
多くの人々に受け入れられました。
人生脚本の分析は、交流分析/TA のひとつの概念です。
人生の脚本はどのようにして出来上がるのでしょうか?
私たちは幼少期に養育者など大切な人たちとの関係を維持し、
愛や受容(肯定的ストローク)を一生懸命受け取ろうとします。
脚本とは、親など身近な人たちと触れ合う中で、
自分を保ち守るために身につけた知恵や下した決断なのです。
子どもの脚本は、成長する過程でさらに周囲からの影響を受け、
その後、さまざまな人生経験を経てますます強化されていきます。
私たちは、脚本のことなど意識しないで、
その場その場で臨機応変に対処しているつもりでも、
実は同じような状況で、同じような行動パターンをとってしまうのです。
一例を挙げると、「何か犠牲を払わないと、幸せにはなれない。」
「良いことは、長く続かない。」など。
後者のような脚本を持っている場合、
仕事の成功、意中の相手との結婚、昇進など、
何かしら良いことがあると、その直後、そのつもりはないのに、
あっけなく失ったり台無しにしたりするようなことを、
自分自身で招くか引き起こすことになるでしょう。
脚本に忠実に自分の役割を演じきってしまうのです。
でもそうであったとしても気を落とすことはありません。
脚本は、修正ができるのです。
私たちは、自分自身に与えた役割を書き換えて、
望ましくない過去の影響から自由になることができます。
さてあなたはどんな人生脚本を持っていますか?
どんな役割を演じているでしょうか?
ヒプノセラピストプロ養成スクールの「ベーシック・コース」では、
セラピストが自分自身を知り、クライアントをよりよく理解するために、
幾つかのツールを取り上げています。
そのひとつが、交流分析/TA です。
ヒプノセラピー・マスターコースの詳細は、
ヒプノセラピーサイトの
スクールのページをご覧下さい。