神奈川 スカイプのヒプノセラピーユニークアイは、ヒプノセラピー(催眠療法)セッション、暗示療法、退行療法、ヒプノセラピストプロ養成スクール、潜在意識の活用・自己催眠セミナーで、心の癒しと解放、親子関係の問題、トラウマ・生き辛さの解消、望む未来の創造をサポートします

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自分が自分らしくいられない 1. 親子の関係から

2017年09月01日

自分が自分らしくいられない…というのは、
大きな苦しみです。

生きている今という時間、ここにいる自分という存在の実感が薄く、
周囲の人々も、リアルなのにリアルに感じられない…

何となく毎日を過ごしていても、感情が動かず、
楽しさや嬉しさがあまり感じられない…

何のために生きているのか、わからない…

そんな状況に気付かれて、無気力になったり、
不安や焦りを覚えたりすることもあるでしょう。

自分が自分でいられない…というのは、当たり前のことですが、
自分らしくいられない方にしかわからない感覚です。

ですので、家族や身近な誰かに説明しようとしても、
本当の苦しみと生き辛さは、なかなか伝わらないことが多いのです。

言葉のうえでは理解してもらえても、
わかってもらえないもどかしさ。

表面的には、仕事を真面目にこなしていたり、
普通に家庭生活を送っていたり、
破綻のない人間関係を築いているように見えますので、
いっそう辛い気持ちを抱えることになるかもしれません。

自分が自分らしくいられないことの背景には、
さまざまな要因があります。

たとえば、幼少期の親子関係から、そうなってしまうことがあります。

アダルトチルドレンやインナーチャイルドといった言葉は、
今やインターネット上にもよく見受けられるようになり、
虐待、過干渉、コントロール、ネグレクトなどが、
子どもの心に深刻な影響を与えることが
知られるようになってきました。

テレビドラマでも、悪気はなくても毒になる親が
テーマとして、取り上げられています。

幼い子どもにとって、親は「全て」です。

子どもは親に愛情と愛着を抱き、
また親がいなくては、子どもは生きてはいけません。

親の言葉と行動、信念、価値観、人間観、世界観などが、
子どもが成長するプロセスで、
親子関係の中で表現され、伝わり、吸収されていくのです。

時には、はっきりとした形で、
また時には、暗黙のうちに…。

自分が自分らしく、自然に振る舞うことは、
どうやら「良いこと」ではなさそうだ…と感じた子どもは、
自分らしさを封印します。

親が、直接的に制限したり、禁止したりすることもあります。

自分が感じていることがあっても、感じていないことにしてしまうでしょう。

自然な感情の流れが阻害され、
自然に感じるはずの好き・嫌いという感情がわからなくなり、
意欲や自発性が奪われます。

生き生きとした人間らしさや個性のない、
親から見て理想的なセルフイメージの幻想を生きる場合もあれば、
子どもにとって過酷な環境の中で、
本来の自分らしさなど、とうてい表現出来ない場合もあるでしょう。

いずれも、サバイバルするために、ほかには方法が見当たらず、
そうせざるを得なかったのです。

自分らしさが抑圧、封印されている状態は、
その方が、自分を何とかして守り、
愛情や庇護をもらって生き延びようと頑張った結果と考えてもよいでしょう。

本当によく頑張ってこられたのだと思います。

けれども、大人になった今、その方は、親に依存しなくても、
生きていくことができるようになっています。

ご自分がご自分らしくいられない苦しみや辛さがあると気付かれたならば、
そこから、焦らずに癒していくことが出来ます。

親子関係に問題がある場合、残念なことですが、親子の間にある愛情が、
親子関係を癒す際の障壁となってしまうことがあります。

どんな親であっても、その方なりに、子どもを愛しているのですし、
子どもの幸せを願っています。

子どももまた、親を愛しているため、親の中に在った否定性を、
直視したり、認めたりすることを、意識的、無意識的に、
回避してしまうのです。

セッションにおいても、時にこの障壁が現れて、
親が与えた否定的な影響を明晰に見て、癒すことを阻んでしまいます。

そんな時は、人間は、誰でも、常に成長していくものだということ、
親といえども、一人の人間であることに変わりはなく、
長所と短所、強さと弱さを持ち合わせていることを
思い出して下さい。

親からの影響を脱して、その方独自の価値観や世界観、
ご自分らしさを持って生きていくことは、
親を否定し、親を裏切ることではないのです。

自分らしくいられない要因は、ほかにもありますので、
それはまた、次の機会に投稿します。

インナーチャイルド、インナーペアレントを癒す


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自己価値が低い 自分らしさを尊重するヒプノセラピー

2015年10月23日

自分に価値があるとは思えない…
自分はダメな人間だ… 生きている意味もない…

こんなふうに感じておられる方々は、
日々の生活そのものが絶え間なく辛く感じられ、
将来に対する希望も持てなくなってしまいます。

さまざまなお悩みの中でも、
こうした自己価値やセルフイメージに関わる問題は、
生存にかかわる途方もなく重いものであり、
言葉では言えないほど深刻な影響を
及ぼし続けることになるでしょう。

これまでにセッションをさせていただいた方の中にも、
物心つく頃から、こうした思いが常に在り、
どんよりとした憂鬱な気分で暮らしてこられた方が
少なからずいらっしゃいました。

ご本人としては、生きていて楽しい…と感じたことは
ほとんど無いのですが、
周囲はそのことに気付けない場合も多いようです。

努めて明るく振る舞っていたり、
空気を呼んで楽しいやり取りに合わせていたり、
一見、お悩みなどなさそうに見えてしまうことも…。

中には、有名校を優秀な成績で卒業、
一流企業で華々しく活躍、
お仕事で大成功して裕福な生活…など
傍目からは羨ましがられるような肩書きや地位を
手に入れている場合すらあるようです。

ご自分は他者よりも劣っていると思い込み、
人一倍努力しなければならないと強く信じるところから、
がむしゃらに頑張り通し、
こうした成功につながっていくことがあるのは皮肉なことです。

いくら成功して、多くを手に入れたとしても、
心の中は常に空虚で、満たされることはありません。

劣等感や不遇、不足などをバネにして頑張るということは、
サクセスストーリーとみなされ人気を集めるテーマではありますが、
どこまで行ってもその満たされない気持ちが続いて
終わりがないのだとしたら、
生きることは、本当に過酷な苦痛そのものとなるでしょう。

自己価値の低下は、
子どもの頃の親御さんとの関係によって生じることがよくあります。

たとえば幼少期に、周囲から注目を受けることが少なく、
養育者から褒めてもらえない体験か続くと、
自己否定につながっていきます。

子どもの成長には、無条件で受け入れられ、認められ、
褒めてもらうことが必須なのです。

親御さんのご病気や不在、離別死別など
やむを得ない状況であっても、その影響は及びます。

ましてや積極的に子どもを否定する暴力や虐待、
兄弟姉妹などといつも比較されて
けなされるような体験があったとすれば、
健全な自尊心が育ち、自分には価値があると感じることは
困難となることでしょう。

これまでのケースを振り返ってみると、
ご家族全員から否定され続けたご家庭もある一方で、
ご両親のどちらかが、時折、否定的な言動をとる環境もあります。

ご本人が、それらをどのように受けとめたのか、
その方のパーソナリティも関わってくる問題です。

人生で最も愛され、大切に保護され、
認められて然るべき幼少期に、
不幸にしてそれらを得られなかったのであれば、
大人になった現在、それを補うことが求められます。

もう一度、幼く傷付きやすい心を受け入れ、大切に育て直して、
無条件の愛や信頼、慈しみ、尊重などを、
シャワーのように浴びさせてあげるのです。

そうするためには、まずご自分がどれほど傷付いたのかを
理解することが必要です。

その方には落ち度が何も無かったにもかかわらず、
理由もなく、取るに足らない存在であると感じさせられ、
貶められ、否定されたことを認めるのは、
勇気が要ることであり、あまり楽しい作業にはならないでしょう。

けれども、そこからスタートして、
幼い子どもであったその方には責任がなかったのだということを知り、
親御さんが子どもを認めず、子どもの気持ちを尊重せず、
あるがままを受け入れてくれなかったことを認識してみましょう。

これは、簡単には出来ないことかもしれません。

子どもは、たとえどのような親であろうと、
お父さん、お母さんのことが大好きだからです。

ですので、親に対して怒りや不満を向けることや
寂しさ、辛さを伝えることは、困難となってしまいがちで、
ヒプノセラピーのインナーペアレントセッションにおいても、
このあたりがたいへん悩ましいところなのです。

親御さんが育ててくれたことや、いろいろ良くしてくれたことに
感謝の念が湧くのは当然のことですが、
親御さんの中には、
子どもの心を傷付け、認めてあげなかった至らなさもあったことを
大人としての視点から、冷静に見つめるとよいでしょう。

そして、これまでにしてもらえなかったこと、
すなわちご自分をあるがままに受け入れ、認め、愛してあげて、
毎日、盛大に褒めて称賛してあげましょう。

さて、もう一つお伝えしておきたいのは、
幼少期に、これといった問題がなかった場合の
自己価値の低下です。

こうしたケースも、稀に在ります。

思い当たることがないのに、
なぜか自分には価値がない…と感じてしまうのです。

このような場合は、胎児期、あるいはいわゆる前世・過去生の体験に
由来していることが少なくありません。

ヒプノセラピーの退行療法や多次元セラピーによる前世療法を用いて
何が起こっていたのかを探求して解放していくことが出来ます。

この世に生まれてきた私たちの中に、
生きる値打ちのない人間などは、一人もいません。

生き辛さや苦しみ、劣等感に苛まれ、
何のために生きるのかわからないと感じているならば、
あきらめてしまったり、
人生を放棄したりしたくなる気持ちになるのは
無理もないことです。

そのほうが楽だという声が、どこからか聞こえてくるかもしれません。

けれども、心が苦しみから解放され、
生きることの意味を見出せる可能性についても、
思いを向けて、ちょっと想像してみて下さい。

そうなった時、ご自分がどんなふうに暮らしているか、
ありありと想像してみるのです。

この世界はもっと優しく、居心地のよい場所であると
感じられることでしょう。

そこに行き着く変容の可能性は、空想にとどまらず、
現実に起こり得ることであると私は考えています。

ヒプノセラピーで心を癒す もっと自分らしく望む未来を創る


 


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インナーペアレント実習 ヒプノセラピストの心の癒し

2015年07月31日

先日、インナーペアレントの実習セッションがありました。

ヒプノセラピープロ養成スクールの
アドバンス・コースの「インナーペアレント」です。

インナーペアレントは、心の中に住んでいる
内なる親と向かい合うセッション。

幼少期のトラウマや辛い出来事、
親子関係などを癒すヒプノセラピーといえば、
まずインナーチャイルドを思い浮かべる方も
少なくないと思います。

インナーチャイルドが、傷付いた内なる子どもを癒すのに対して、
インナーペアレントでは、親子関係を癒して
わだかまりや共依存、コントロールなどから解放され、
よりよい関係を目指していくものです。

インナーペアレントのセッションは、
インナーチャイルドと組み合わせたり、
部分的に取り入れたりして行うことができ、
いっそう深い解放をもたらすことができます。

さて親子関係や幼少期のトラウマとひと口にいっても、
そこから想起されるイメージや記憶、印象には、
言葉では言い表せないほどの個人差があるものです。

一般的に、インナーチャイルドが傷ついていない方は、
ほとんどいない…と言われます。

本来、インナーチャイルドという言葉は、
ニュートラルな「内なる子ども」という意味であり、
傷付いているとか、助けを必要としているといった
含みはありません。

けれども、ヒプノセラピーでインナーチャイルドを扱う際は、
現在の大人のその方の中に住んでいて、
会いに行く必要のある、傷付いた内なる子どもに
意識を向けていきます。

そして、その子の傷付いている心や
悲鳴を上げている部分に注目して
無条件の愛を与えて癒していきますので、
傷付いた内なる子ども…という捉え方になるのです。

さて、傷付いていないインナーチャイルドはいないとはいえ、
その傷の深さやダメージの影響はさまざまです。

たとえば
「お前など生まれてこなければよかったのに…」
「間違って生まれてきた」と否定されたり、
日々、精神的・身体的な虐待を
受け続けていたりする状況を想像してみましょう。

こうした生存そのものを危うくする過酷な状況では、
インナーチャイルドは消耗し、生命エネルギーを失って、
瀕死の状態となってしまいます。

そんなインナーチャイルドを、
すぐさま救出して癒してあげなくてはなりません。

そしてその子どもが当然受けるべきあたたかい保護や愛情、
人間的なふれ合いやコミュニケーションを
ふんだんに与えてあげなくてはなりません。

同時に、当然、受けて然るべき何かを
与えてくれなかった親に対しては、
正当な怒りや悲しみを表現し、
そうしたいのならば、正当な抗議をしてもよいのです。

心の中で怒りや悲しみ、寂しさなどを抑圧してしまうと、
成長のプロセスを通じて、
それらの否定的な影響を受け続けることになってしまいます。

「これほどまでに辛い思いをしていた…」
「ずっと我慢をしてきた…」
「本当はもっと話を聴いて欲しかった…」

イメージの中で、本当は言いたかったことを、
思い切って言葉にしてみることで、
心がほぐれ、わだかまりが解けていきます。

抑え込まれ、表現できなかった思いといえば、
怒り、悲しみ、寂しさなどがすぐに思い浮かびますが、
イメージの中で怒りをぶつけたり、泣きわめいたり、
激しい言葉を投げつけたり…ということばかりが
インナーペアレントの目的ではありません。

実際にそうしたいと感じるほど重い体験があったのならば、
当然、そうなっていくわけですが、
怒りや抗議ではなく、率直に本当の思いを伝えるところから、
親子関係に、光が当てられ、見直され、
より健やかな関係を再構築していくことにつながるのです。

先日、行われたインナーペアレントの実習では、
その方にとって、主観的に辛い体験があったものの、
それにまつわる怒りは、さほど現れてきませんでした。

むしろ親御さんの言動に対する気付きがふいにやってきて、
感謝の念が湧き、「有難う」という言葉を伝えることになりました。

実習でヒプノセラピストをなさったほうの受講生の方も、
こんなに穏やかなインナーペアレントセッションになるとは
思ってもみなかった様子でした。

ヒプノセラピストとして開業すると、
それまでのその方の周囲には見かけることのなかった
深刻なトラウマや複雑で過酷な幼少期の体験と、
セッションルームで、日々、出会うことになります。

そのヒプノセラピストが、
どのようなメニューでセッションをなさるかにもよりますが、
想像したこともない親子関係の痛みを癒す目的で
セッションをすることになることも、おそらくあるでしょう。

あらゆるお悩みの中で、親子関係ほど根が深く、
その後の人生に暗い影響が及び続けるテーマはありません。

そのためインナーペアレントのレクチャーでは、
かなり深刻なケースも含めてお伝えしています。

生まれ育った環境や、
親御さんがどのようにお子さんに接し育てたかということは、
そのご家庭や、お一人おひとりで、実にさまざまです。

さらに異なる個性を持つお子さんが、
幼少期にそれをどのように体験されたか、
どのように心傷付いたのかということもまた、
その方だけにしかわからないことです。

そのためインナーチャイルド、インナーペアレントのセッションには、
柔軟な理解力、洞察力、共感力などが求められ、
熟練ということも必要となるでしょう。

今回の実習では、図らずも、予想していた流れとは
少し違ったインナーペアレントセッションを
体験していただくことが出来ました。

ヒプノセラピーのセッションでは、
先入観や思い込みを手放して、ニュートラルな姿勢で臨むこと、

そしてヒプノセラピストがクライアントの方に対して
自分の価値観で解釈をしないことは、
基本とはいえ、言葉で言えないくらい大切なことだと思います。

そのために必要なのは、
ヒプノセラピストが自分自身を十分に癒すこと。

幼少期からの問題に対して自覚を持ち、理解を深め、
常に取り組んでいこうとする気持ちを持ち続けることでしょう。

ヒプノセラピーで心を癒す もっと自分らしく望む未来を創る


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親との関係を癒すヒプノセラピー インナーチャイルドとインナーペアレント

2014年11月09日

幼少期の親御さんとの関係によって傷付き、お悩みになっている方は
多くの方々が想像している以上に多いものです。

それどころか親に心を傷付けられたことのない方はいない…
とさえ言えるかもしれません。

親と子どもは、あらゆる人間関係の中で、
最も濃密なつながりを持ちます。

特に母親と子どもの場合、出生以前の妊娠期間から
その関係は始まり、継続していくのです。

良かれ悪しかれ、親御さんからは絶大な影響を受け、
成長後も、もしかすると生涯に渡って、無意識的、意識的に、
親御さんのふるまい、選択、価値観、人間観は
その方の日常に色濃く反映されていきます。

それはおそらく何かのきっかけや出来事で
ご自分を客観視される時(そうせざるを得ない時)まで
続いていくことでしょう。

私どものセッションルームにも、
親御さんとの関係を癒そうとお越しになる方が少なくありません。

そのような時は、まずはじっくりとお話をお聴きします。

親御さんとその方との間にどんなことが起こっていたのか、
お悩みはその方のご家庭やパーソナリティによって実にさまざまであり、
人間同士が作り出す独特の化学反応とさえ言える結果を生み出します。

たとえば同じように虐待やネグレクトを体験されていたとしても、
ご本人がそれをどのように感じられ、受け取られていたかは人それぞれ。

その時、親御さんに対してどのように立ち向かい、
心を守り、適応していったのかについても
個人差が大きいものです。

親子関係を癒すヒプノセラピーとしてよく知られているものに、
インナーチャイルドや年齢退行、
インナーペアレント、胎児期退行などのセッションがあります。

この中のどれを選び、いつ、どのように行うかの選択は、
現在のその方が何を望み、どのように変容したいのかが
重要なカギとなります。

ある方は、親御さんに対する怒りを抑圧して心身の不調や人間関係に苦しみ、
その支配や依存から自由になりたいと思われ、
また別のある方は、記憶に残っていないトラウマ体験を一度掘り下げて、
その時何が起こり、本当はどんな気持ちだったのかを理解したうえで
癒したいと考えておられるかもしれません。

これといって問題は抱えていないけれども、
何故か生き辛い、未来に希望が持てないという場合もあるかもしれません。

インナーチャイルド、インナーペアレント、年齢退行、胎児期退行は、
それぞれ目的と効果が異なっています。

これらのうちの一つを選んで、ゆっくりと丹念に行うこともあり、
複数を組み合わせて1セッションの中で行っていくこともあります。

親からの否定的な影響、いわゆる親の呪いから脱して
一人の人間として自立し、自由にご自分の人生を生きようとお考えならば、
こうした癒しのツールを用いて、
解放と癒しを待っている心の領域と向かい合うことが出来ます。

対等の大人同士として、親御さんとよりよい人間関係を築かれた時、
本当の意味での心の親離れ子離れが達成され、
ご自分らしく、いっそう充実感を味わいながら過ごせるように
変容を遂げていかれることでしょう。

心の中にさまざまな思いが渦巻き、
収集がつかず、展望も持てない場合には、
まずは一度、カウンセリングにお越しいただければと思います。

ヒプノセラピーそのものの方法や特長、
インナーチャイルドなど親子関係を癒すためのさまざまな方法について
ご理解、納得いただけるまでお話をさせていただいています。

そしてヒプノセラピーをなさる場合には、
その方のご希望と状況をお聴きして、
ご相談しながらご一緒に選んでいきます。

ヒプノセラピーは気が進まない、今回は見合わせるという場合、
ご自宅で楽に行えるセルフヒーリングワークを
ご紹介させていただいています。

長期に渡る根深い問題や、漠然とした生き辛さなどは
言葉では表現しにくくお話し辛いことと思いますが、
どうぞお気軽にご相談下さい。

ヒプノセラピーで心を癒す 親との関係を癒すセッション


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親子関係…入り組んで複雑な細い道を振り返ると

2014年11月05日

すっかり秋らしくなって、
朝の冷え込みが身に染みるようです。

街中でも美しい紅葉が目を楽しませ、
柿の実も美味しそうに色づいています。

ヒプノセラピーの個人セッションをさせていただいていると、
いつも思うことは、親子関係の深さ、難しさ、複雑さです。

親は、人が生まれて最初に出会う世界そのもの。
人としての存在のベース、拠り所です。

そして数年間の間は、依存し保護を受けなくては、
生きていくことが困難となります。

生まれ育つ環境が、愛情に満ちた居心地のよい場所ならば
このうえなく素晴らしいことですが、
さまざまな事情・理由によって、
残念ながらそうはならないこともあります。

ものごころついて、さらに成長を続け、
ある時、ふと気付くことがあるかもしれません。

自分と親との関係は、どんなものだったのか、
客観的に振り返ってみた時、
今まで当たり前と受け入れていたことが、
実はそうではない可能性も含んでいたのかもしれないと。

子どもにとって、家庭環境や家族のメンバーは、
絶対的な守りであり制限でもあります。

幼少期に心が満たされなかったり、
傷つけられたりする体験をすると、
それはその後の人生において、どこかに必ず影響を及ぼします。

辛い感情や身体感覚を切り離し、記憶を失くすことで
自分を守り、適応しようとすることもあります。

対人関係やパートナーシップなどの領域では、
ご本人が気付いていなかったとしても、
親御さんから意識的、無意識的に受け継いだ信念やプログラムが
大切な選択や行動に反映されていきます。

親子関係は、私たちにとって永遠のテーマ、
人生におけるどのような問題も、
親子関係とつながりのないものはない…と言ってよいほどです。

これほどまでに根が深く、長期間に渡って続いていき、
深刻な問題を引き起こすテーマはありません。

今、この瞬間も、親子関係に悩み、傷付き、苦しんでおられる方は
たくさんいらっしゃることでしょう。

親子関係が良好であったか否かは、
客観的に測る指標があるわけではありませんし、
またどこから見ても問題のない家庭であったとしても、
幼い子どもの心が傷付くことはあります。

何によって、どれほど心が傷付いたのかは、
その方の主観によるものだからです。

たとえば何をしていても空しい、生き辛い、
自分が自分らしく在ることが困難である、
人間関係が上手くいかない、
自己価値が低い…などに気付くことがあったら、
癒しと変容への足掛かりを得て、
ご自分を癒すための最初のステップに
既に進みつつあるということになります。

セッションルームにお越しになる方々とお話をさせていただくと、
その気付きのレベルはたいへん高く、
癒しに向かう前向きな姿勢をお持ちです。

けれども気付いてはいるものの、その癒しを必要としている領域に、
どうしても踏み込むことが出来ない場合もあります。

人には、その方のペースやタイミングがあるものです。

そして、これはあまり言われないことですが、
人には、心ゆくまで十分に悩んだり苦しんだりする権利もあるのです。

前に進めない…と感じておられるならば、
それもよいことです。

他者と比べる必要はありませんし、比べられるものでもありませんので、
焦ることなく、ご自分をジャッジすることもやめて、
とにかく今日という日を、大切に過ごされてはいかがかと思います。

お悩みや苦悩の中で過ごす日々は、
どこにも光が見えず、不安や暗い気分の中に沈み込んでいくように
思われるかもしれません。

今すぐに、その全てから解放されるのではなくても、
希望を失わずに、とりあえず今日だけは…と思って、
なるべく明るい気持ちでいられるように心がけてみましょう。

どんな方にも、自己治癒力が具わっています。

潜在意識は、今、こうしている間も休みなく働き続け、
その方の自分史に関わるあらゆるデータを保存してくれています。

深まっていく秋、心の奥のさらに深いところに何が在るのか、
探求してみたいと思われたら、潜在意識に導かれて、
いつでも新しいご自分に出会う旅に出かけることが出来るでしょう。

ヒプノセラピーで心を癒す 自分らしく、望む未来を実現


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インナーチャイルド&インナーペアレント ヒプノセラピーで心を癒す

2014年01月17日

インナーチャイルドは、こころの中に住んでいる内なる子ども。
傷つき、苦しんで、助けを必要としています。

ヒプノセラピーの「インナーチャイルド」は、
この傷ついたチャイルドに会いに行き、
その子の話を聴いて、辛い気持ちを受けとめ、
癒すためのセッションです。

幼い頃、心を傷つけられたことのない人はなく、
どんな人の中にも、インナーチャイルドがいると言われます。

インナーチャイルドを癒してあげると、
チャイルドは少しずつ変化し、成長していきます。

そしてその方とチャイルドは、
互いに無条件の愛を体験することで、
自分自身のことをもっと受け入れ、
健全な自己愛と自尊心を持つことができるようになっていきます。

インナーチャイルドは、シンプルな手法ですが、
一度だけでも効果があり、
他のメニューでは為し得ない
ユニークな癒しをもたらすことができるセッションです。

さてインナーチャイルドに比べると、
「インナーペアレント」というセッションは、
あまりなじみのない印象かもしれません。

インナーペアレントとは、内なる両親、
父親と母親、あるいはそのどちらかです。

生まれ育つプロセスのどこかで、
両親との間に問題が起こり、
その否定的な影響が、
現在も残留してその方を苦しめている時、
イメージの中で、親と向かい合うためのセッションです。

親子の問題といえば、
まずインナーチャイルドと思われるかもしれませんが、
インナーチャイルドとは、基本的に退行しない療法であり、
過去の具体的な場面やトラウマ的な出来事に戻ることはなく、
したがって父親・母親が登場することは通常はありません。

親がどのように心を傷つけたのか、
どのように無理解だったのか、
なぜ、その方を否定したり、あるがままを認めなかったりしたのか
本当は、どうして欲しかったのか…
…などということについては触れず、
ただチャイルドの心を癒すのが「インナーチャイルド」セッションです。

これに対してインナーペアレントのセッションでは、
問題となっている父親または母親、
あるいは両親を招き、
イメージの中でしっかりと向かい合う
ことができます。

具体的で明確な思いや出来事がある場合や、
親との共依存、親からの支配、虐待などがある場合には、
そのことについて、親と対話をして、
勇気を出して本当の気持ちを表現したり、
何が辛かったのかを親に訴えたりすると、
親に対する気持ちの整理がつき、
否定的な感情の解放が起こります。

そして場合によっては、
親からの支配や依存に「ノー」と宣言し、
自立した一人の大人として、
自分の意志とリソースで、自分の人生を歩む意思を表明します。

産み育て、いろいろと良くしてくれたこともあるのだから、
「文句を言ったり抗議をしたりするなんてとんでもない」と
思われるでしょうか?

たしかに子どもの幸せを願わない親はありません。

とはいえ、親といえども人間。
良い面・長所も、良くない面・短所も
併せ持つのが人間というものでしょう。

いくら良い面があったからと言って、
心の傷、痛みや苦悩、寂しさや怒り、悲しみなどが
相殺されてしまうことにはなりません。

傷ついた心は心として、
それが存在することを認め、受け入れ。
表現して解放する必要があるのです。

このセッションで対峙するのは、その方の問題の起源である
良くない親の側面(ネガティブサイド)とお考え下さい。

イメージの中で、心の中に居座っているペアレントを追放すると、
現実生活において、親子の縁が切れてしまうのではないかと
心配なさる方があるのですが、
実際にはそうではなく、
むしろより対等な大人同士の
より良い親子関係を築けるように変容が起こります。

インナーペアレントのセッションには、
部分的にインナーチャイルドの癒しを取り入れ、
組み合わせて行うことができます。

ペアレントに対する思いの表現と、
傷ついたチャイルドの心の癒しを共に行うと、
感情の解放がいっそう促され、深い癒しが起こり、
統合と変容に向かっていかれるでしょう。


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心の中に住みついている内なる親 インナーペアレント

2013年04月21日

子どもの頃を振り返ると、
嫌な記憶ばかり…ということはありませんか?

遊んでもらえなかった…
自由にさせてもらえなかった…
兄弟と比べられて嫌だった…

大人となった今、親の苦労がわかるようになると、
親としての気持ちも少しずつ理解できるように
なるかもしれません。

嫌なことばかりではなかった、
良くしてもらったこともたくさんあった…と
考えてみるかもしれません。

親には親なりの事情もあったのだろう、
忙しかったから仕方がない、
ストレスや疲労がたまって辛かったのだろう、
そう納得して、今さら面と向かって文句を言ったり、
怒りや不満を態度で表したりはしないかもしれません。

親との関係を癒そうとする時、
傷ついたインナーチャイルドを癒すことは、
もちろん役立ちます。

インナーチャイルドが癒されると、
自己受容、健全な自己愛、自尊心などが戻り、
現在のその方に変容が起こります

では親にまつわるさまざまな感情、
やりきれない気持ち、怒り、恨み、くやしさなどは
どうしたらよいのでしょうか?

これらも解放と癒しを待っているはずです。

しっかりと向かい合い、認め、
手放していく必要があります。

インナーペアレントのセッションでは、
親に対して本当は言いたかったけれど言えなかったことを言い、
依存や支配、コントロールからの解放を目指します。

現実の両親は、ひとりの人間として、
長所も短所もある存在です。

心に住みついているインナーペアレントは、
親そのものというよりは、
親という存在のうちの否定的なパート(部分)や
問題のある要素
と考えていただくとわかりやすいでしょう。

現実の親に対しては、
言う気持ちになれなかったり、言うことができなかったりしても、
イメージの中では勇気をもって親と向かい合い、抗議をしたり、
率直な気持ちや要求を伝えたりすることができます。

そして、どれほど辛い思いをしたのか、
苦しみを抱え、我慢し続けてきたかを
十分に感じて、手放していくことができます。

そのうえで、親と決別をします。

親子の縁を切るということではなく、
心の中から親の否定的な影響を取り払い、
二度と受けないようにするのです。

こうすることで大人同士、人間同士として
対等なよりよい関係を構築することが
できるようになっていきます。

親からの影響を脱した後は
自分で自分を再教育し、育て直してあげましょう。

大人となったその方は、
何が必要であり、何をして欲しくないのか、
不足していた要素や歪んでいた部分に気付くことができます。

現在の親に対して、それを要求しても、
今さらどうしようもないことです。

その怒りや不満、寂しさ、悲しみ、苦しみを解放し、
今度は自分で自分を、手厚く、心を込めて、
本当はこうして欲しかったように育て直していくことができます。

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