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自分が自分らしくいられない 1. 親子の関係から

2017年09月01日

自分が自分らしくいられない…というのは、
大きな苦しみです。

生きている今という時間、ここにいる自分という存在の実感が薄く、
周囲の人々も、リアルなのにリアルに感じられない…

何となく毎日を過ごしていても、感情が動かず、
楽しさや嬉しさがあまり感じられない…

何のために生きているのか、わからない…

そんな状況に気付かれて、無気力になったり、
不安や焦りを覚えたりすることもあるでしょう。

自分が自分でいられない…というのは、当たり前のことですが、
自分らしくいられない方にしかわからない感覚です。

ですので、家族や身近な誰かに説明しようとしても、
本当の苦しみと生き辛さは、なかなか伝わらないことが多いのです。

言葉のうえでは理解してもらえても、
わかってもらえないもどかしさ。

表面的には、仕事を真面目にこなしていたり、
普通に家庭生活を送っていたり、
破綻のない人間関係を築いているように見えますので、
いっそう辛い気持ちを抱えることになるかもしれません。

自分が自分らしくいられないことの背景には、
さまざまな要因があります。

たとえば、幼少期の親子関係から、そうなってしまうことがあります。

アダルトチルドレンやインナーチャイルドといった言葉は、
今やインターネット上にもよく見受けられるようになり、
虐待、過干渉、コントロール、ネグレクトなどが、
子どもの心に深刻な影響を与えることが
知られるようになってきました。

テレビドラマでも、悪気はなくても毒になる親が
テーマとして、取り上げられています。

幼い子どもにとって、親は「全て」です。

子どもは親に愛情と愛着を抱き、
また親がいなくては、子どもは生きてはいけません。

親の言葉と行動、信念、価値観、人間観、世界観などが、
子どもが成長するプロセスで、
親子関係の中で表現され、伝わり、吸収されていくのです。

時には、はっきりとした形で、
また時には、暗黙のうちに…。

自分が自分らしく、自然に振る舞うことは、
どうやら「良いこと」ではなさそうだ…と感じた子どもは、
自分らしさを封印します。

親が、直接的に制限したり、禁止したりすることもあります。

自分が感じていることがあっても、感じていないことにしてしまうでしょう。

自然な感情の流れが阻害され、
自然に感じるはずの好き・嫌いという感情がわからなくなり、
意欲や自発性が奪われます。

生き生きとした人間らしさや個性のない、
親から見て理想的なセルフイメージの幻想を生きる場合もあれば、
子どもにとって過酷な環境の中で、
本来の自分らしさなど、とうてい表現出来ない場合もあるでしょう。

いずれも、サバイバルするために、ほかには方法が見当たらず、
そうせざるを得なかったのです。

自分らしさが抑圧、封印されている状態は、
その方が、自分を何とかして守り、
愛情や庇護をもらって生き延びようと頑張った結果と考えてもよいでしょう。

本当によく頑張ってこられたのだと思います。

けれども、大人になった今、その方は、親に依存しなくても、
生きていくことができるようになっています。

ご自分がご自分らしくいられない苦しみや辛さがあると気付かれたならば、
そこから、焦らずに癒していくことが出来ます。

親子関係に問題がある場合、残念なことですが、親子の間にある愛情が、
親子関係を癒す際の障壁となってしまうことがあります。

どんな親であっても、その方なりに、子どもを愛しているのですし、
子どもの幸せを願っています。

子どももまた、親を愛しているため、親の中に在った否定性を、
直視したり、認めたりすることを、意識的、無意識的に、
回避してしまうのです。

セッションにおいても、時にこの障壁が現れて、
親が与えた否定的な影響を明晰に見て、癒すことを阻んでしまいます。

そんな時は、人間は、誰でも、常に成長していくものだということ、
親といえども、一人の人間であることに変わりはなく、
長所と短所、強さと弱さを持ち合わせていることを
思い出して下さい。

親からの影響を脱して、その方独自の価値観や世界観、
ご自分らしさを持って生きていくことは、
親を否定し、親を裏切ることではないのです。

自分らしくいられない要因は、ほかにもありますので、
それはまた、次の機会に投稿します。

インナーチャイルド、インナーペアレントを癒す


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コメント

  1. 自分らしくいられない理由 その2 | 多次元セラピー 退行療法

    […] 「自分らしくいられない」原因として、 前回は、ヒプノセラピーサイトのブログのほうに、 幼少期の親子関係のことを書きました。 […]

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